【一問一答】北山亘基 新婚も「妻には申し訳ないですけど」とオフは野球漬け 山本由伸と自主トレも
日本ハムの北山亘基投手(25)が6日、エスコンフィールド北海道で契約を更改し、1300万円アップの年俸4600万円(金額は推定)でサインした。今季は開幕ローテーション入りを果たしたが、けがでの離脱もあり、14試合に登板し、5勝1敗、防御率2.31だった。侍ジャパンに初選出され、11月に国際大会「プレミア12」にも出場した右腕は、オフも野球漬けの日々を送る。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:12月6日時点】
―契約更改交渉ではどんな話をした
「今回シーズン通しての部分とその後のプレミア12も含めて、お疲れさまでしたと言っていただきました。その後、今後の僕のビジョンだとか、より高い目標を設定してやっていきたいとお伝えしました」
―どこを評価されたと思うか
「金額の話はあまりしていないですね。それ以上に僕の気持ちや、今後に向けての意思表示。ファイターズにしっかり貢献して、より素晴らしいピッチャーになりたいと伝えました。その上で高い目標を持って頑張っていきますとお伝えしました」
―オフはどんなことに取り組む
「今年も同じ自主トレ先でお世話になりたいと考えているのと、(ドジャース)山本(由伸)投手にも直接お願いして。今回部分的に一緒に(自主トレに)参加させていただいて、学ばせていただきたいと考えています」
―山本とはいつから
「12月中頃から。タイミングを合わせて、お世話になると思います」
―日頃から連絡を取り合う仲
「僕自身、シーズン中に気になることとか、先発投手としてローテ回っていく上で課題があったので、アドバイスを受けたりとか。本当必要なタイミングだけシンプルに質問して答えてもらう機会はありました」
―参考になったことは
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「疲労の取り方が一番だと思う。睡眠の部分やリカバリーの方法、栄養の部分だったり。今後、必ずつながるようなアドバイスはいただきました」
―疲労の取り方とは
「疲れは精神的なもの、体の部分もありますし。交代浴とかもそうですし、交感神経と副交感神経のスイッチをしっかり入れ替えられるように。シーズン中だとナイターとデーゲームが混在しているので、自分の体内時計、整体のリズムが崩れやすかったりする。そういう要素をしっかり取り除くために、どういうタイミングで寝たらいいか、寝る前にどういうことをしたらいいかとか、栄養も含めてそういうヒントみたいなものを。僕もいろいろ勉強していく中でそういうのが大事だなというのはあったので、それを踏まえて質問して、細かいところを答えてもらうみたいな感じです」
―同じ施設で練習していたことはあるが、一緒にボールを使うのは今回が初めて
「そうですね。技術練習、ちゃんと一緒になってやらせてもらうのは初めてです」
―貴重な機会。どんなことを聞きたいか
「僕自身同じ取り組みをしていますし、共通認識も必ずたくさんあると思う。イチから説明してとかではなく、シンプルに聞けると思う。お互い共通認識がある中で、なにか確信に近づけるようなこと、発見があればいいなと思う。僕もしっかり準備した上で、なにも準備せず質問するのは失礼。ちゃんと自分の中で深掘りして、感じることを聞いてみたいと思います」
―先日結婚も発表したが、オフの過ごし方は
「妻には申し訳ないですけど、野球選手なのでレベルアップに全力を注ぐというところだけ。練習の合間を縫って、どこか行けたらいいなと思いますし、そういうこともしたいですけど。今後長い人生を考えた時に、いまが一番頑張り時だと思う。しっかりと身を入れて、全力で練習したいです」
―年俸アップ分の使い道は
「野球選手として体のケア部分とか、より明確になってきているので、そこにしっかり投資して、今年けがで離脱した分、来季は必ず1年間、戦力としてやるのが目標なので、そこに対して出し惜しみなくお金を使いたいです」
―何に投資する
「来季はまず管理栄養士についていただく形で話を進めているので、そこに一つと。あとは登板間リカバリーや治療だったり、そういったところにお金を使いたいです」
―専属の管理栄養士をつける
「そうです。個人的に契約して。妻が今年もシーズンを通して食事をやってくれていたので、そこと連携をして。体重の管理と水分量だったり、その時々体調に合わせてアドバイスをもらって、しっかり栄養面でも抜かりなく来季はできるようにしていきたいな、というので」
―プロ4年目の来季に向けて目標は
「リーグ優勝。日本一が大前提として、そこに向けてチームの核になるのが目標ですし、という風に考えた時に先発ローテとして1年間、規定投球回、2桁は最低でも行きたいなと考えています。その中で来季はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の選考対象の年になる。そういったところに選んでもらう活躍をしたいです」
―高い目標を持ってやっていきたいと球団に伝えたと
「自分自身より高いレベルを目指してやっていきたい、もっといい投手になりたい。純粋にそこに全力を注いでいきたいというシンプルなところまで来ているので。その上で高い目標を持っていくべきだと思いますし、やっていけばやっていくほど必然的に見えてくるものだと思う。まずは来季しっかりとファイターズの日本一に貢献する。ドラフト8位で入った時も、プロに入る前も、可能性が1%か0%かあるかないかのところから、しっかり高い目標をつくってそこに向かうという生き方をしてきた。タイミング的には今回また一つ自分の中で強い目標設定をして、強気にこれから攻めていくタイミングだと直感的に感じたので、そういうこともお話しました。そこに向けて球団の方も理解した上で全力でサポートしていきたいというお話もいただいた。いまどうこういうことじゃないですけど、しっかりと高みを目指してやっていきたいと思います」
―高い目標は何年後くらいに達成することを想定しているのか
「そこは具体的なことはあれですけど、今は来季の日本一だけですかね。そこに向けてチームの核になって引っ張っていく。もちろんいまいいピッチャー陣、先発陣いっぱいいるので。そこに割って入って、先陣切っていけるぐらいの成績を出したい、というところにも100%フォーカスして来季やっていきたいなって感じです」