ファイターズ
山崎福也 来季グラブに〝北海道マーク〟「縁を感じているので」
大阪でミズノブランドアンバサダーミーティング
北海道愛を相棒に刻み込み、日本一を目指す。日本ハムの山崎福也投手(32)が6日、大阪市内で「ミズノブランドアンバサダーミーティング」に参加し、来季用のグラブに北海道のマークを入れることを明かした。
今季のグラブから、色、形、重さなどの変更は行わなかった。ただ1点だけ、親指部分にゴールドで、北海道をかたどった刺繍を追加。「北海道にいろんなファンの方もいますし、僕自身もファイターズというチームとの縁を感じているので、北海道のマークを入れました」と説明した。
中3のとき北大病院で脳腫瘍手術
出身は埼玉だが、北の大地に強い思い入れがある。中学3年時、生存率が1割に満たない脳腫瘍を患った際には、当時北大病院の脳神経外科医だった沢村豊医師の手術で命を救われた。父・章弘さんは日本ハムのOBで、昨年、FAでの移籍を決めた際も、北海道との縁が決断を後押しした。グラブに入れた新たなマークは、これからもエスコンフィールドで、チームの勝利に貢献し続ける決意の表れだ。
初参加に「本当に貴重な経験」
これまでの活躍が認められ、ミズノ社と25年シーズンからのブランドアンバサダー契約を結んだ。この日は初めて、12球団やメジャーリーガーのアンバサダーが集まるミーティングに出席。担当者と来季使用する道具について、入念な打ち合わせを行った。「本当に貴重な経験をさせてもらって、感謝の気持ちでいっぱいですし、本当にこれから野球をするのか楽しみな気持ちです」と、少年時代から愛用していたメーカーの顔に選ばれた喜びをかみしめた。
グラブとスパイクには、特にこだわりを持つ。「スパイクは足から力をもらえますし、グラブもバランスを取るので、そこは大事です」と力を込める。