ファイターズ
《ハム番24時》12月6日
スター選手の仲間入りだ。今季ブレークを果たした田宮が、ミズノ社と2025年シーズンからのブランドアンバサダー契約を結び、この日はそうそうたるメンバーが揃う「アンバサダーミーティング」に参加した。チームメートでは宮西、山崎、伊藤。他にソフトバンクの山川、カブスの今永ら、日本を代表する選手たちと肩を並べ、来季の野球道具について、真剣に打ち合わせを行っていた。その姿を見て、入団時から鎌ケ谷で黙々と練習する姿を見てきた記者は、勝手に感慨深い気持ちにさせてもらった。
ミーティングの中では、経験豊富なミズノ社の担当者を驚かせる場面もあった。キャッチャーミットの使い方が、他の選手では類を見ない独特なものだという。「田宮選手は手を入れる部分で、中指と薬指を2本同じ場所に入れる特殊な使い方をしていることを、きょう初めて発見しました。投手のグラブなどで、2本同じところに入れる使い方は見たことあるんですが、捕手のミットでこの使い方をしている選手を見たのは初めてです。本人は、(中指と薬指の)2本を同じところに入れて、人さし指の位置をずらすことで、手に受ける衝撃の感触が良くなるということでした。今後はその使い方に合った対応で進めていきたいと考えています」と、さっそく来季用のミットが改良されるそうだ。
独自の個性は、スターの証し。今後のさらなる成長が、より楽しみになった一日だった。