コンサドーレ
2021/12/11 15:03

四方田HC 愛する札幌に別れ 来季から横浜FC監督に

勝利時、四方田ヘッドコーチは全身で喜びを表現してきた

 北海道コンサドーレ札幌の四方田修平ヘッドコーチ(48)が今季限りで退任し、横浜FCの監督に就任することが決まった。23年にわたり、クラブを支え続けた功労者は10日、報道陣に応対し、愛する札幌に別れを告げた。

 四方田ヘッドコーチの“電撃移籍”が10日、発表された。来季J2に降格する横浜FCの監督に就任する。打診は今季終了後だったという。「この数年、チャンスがあればチャレンジしたいという思いがあった。即決はできなかったが、率直にうれしい気持ちと札幌を離れたくない気持ちがずっと揺れ動いた」。決断に至った心境を包み隠さず明かした。
 99年にアシスタントコーチとして札幌入りした。02年からは長くアカデミーで育成に尽力。MF荒野やMF深井らを育てた。15年7月からトップチームの監督に就任すると、16年にJ2優勝、17年はJ1残留と札幌に重要な成果をもたらした。18年以降はヘッドコーチとして、ペトロビッチ監督を支えた。
 1年でJ1返り咲き、“敵将”として札幌ドームに帰ってくることが目標だ。「アグレッシブで攻撃的なチームにトライしたい。攻撃か守備か、どちらかではなく、現代サッカーは攻守一体。攻守にスピーディーでハイテンポなチームにしたい」。ミシャイズムを継承し、新たなステージで挑戦する。

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