Vリーグ
札幌開催で過去最多5091人を動員したヴォレアス フルセットで金星目前も一歩届かず【SVリーグ】
■SVリーグ第8節第1日(12月7日、札幌・北海きたえーる)
▽ヴォレアス北海道2-3STINGS愛知
世界各国の代表揃う強敵に互角の戦い
ヴォレアス史上最高の熱狂も、わずかに届かず―。今季はいまだ1勝にとどまっているヴォレアス北海道は、年に一度の札幌開催として北海きたえーるでリーグ2位のSTINGS愛知を迎え撃った。同会場ではBリーグ・レバンガ北海道との同日開催。過去最多の5091人を動員した。試合は第1セットに先取されたが、第2セットを取り返すなど、世界各国の代表が揃う強敵相手に互角な戦いを演じた。フルセットまでもつれて最終セットで力尽きたが、訪れた多くの観客を沸かせた。今季主将を務めるのは、北海道イエロースターズから加入したOH陳建禎(35)。7年ぶりにヴォレアスへと復帰した陳主将が、巻き返しへチームを鼓舞していく。
第4セットは逆転で2-2に
金星まで、あと一歩だった。セットカウント1-2の第4セットも5点差が付けられていたが、ホームの大声援を背に脅威の巻き返しを見せる。17-22から5連続ポイントで追いつくと、デュースの競り合いを制し、セットカウントも五分に戻した。この勢いのまま、今季2勝目を目指したが、ブラジル代表のOHリカルド・ルカレッリ(32)やアメリカ代表のOHデファルコ・トリー(27)、中国代表のMB饒書涵(27)、そして日本代表のOP宮浦健人(25)らを擁するSTINGS愛知の壁は分厚かった。最後の第5セットは序盤から着実に差を付けられ、9-15で落とした。