スノボW杯HP開幕戦で札幌出身の山田琉聖が初表彰台3位 女子の工藤璃星はデビュー戦で8位入賞
北京で金の平野歩夢を抜いて躍進
【張家口共同】スノーボードのワールドカップ(W杯)は8日、中国の張家口・密苑でハーフパイプ開幕戦の決勝が行われ、男子は戸塚優斗(ヨネックス)が95・50点で優勝。札幌市で18歳の山田琉聖(チームJWSC)は87・75点で自身初の表彰台となる3位に食い込んだ。女子はマデリン・マストロ(米国)が88・75点で優勝。今年2月のユース五輪で史上最年少金メダルに輝いた札幌市出身の15歳・工藤璃星(TOKIOインカラミ)はデビュー戦で8位に入った。同種目は今大会から2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表選考が始まった。
1回目にルーティン成功
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山田はW杯6戦目で初の表彰台。4位だった北京冬季五輪金メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)を抜いての表彰台に「めちゃくちゃうれしい」と喜んだ。1回目にダブルマックツイストから逆スタンスでのマックツイストをつなぎ、2方向の横4回転技も決めて高得点を叩き出した。独自の試技にこだわるホープは「自分の思い描くルーティンができた」と頰を緩めた。次戦には「練習の調子が良くなかったけど、本番では思い描くルーティンが1回目にはまった。2、3回目を決められなかったのは悔しいので、次戦でリベンジしたい」と力を込めた。
2022年12月にW杯デビューし、昨季はユース五輪で3位に輝いた。W杯は2度目の決勝進出で好成績を収め「技の難度を格段に上げられている。今季は毎回決勝に行って、また表彰台に立てたら」と決意を新たにした。