ファイターズ
池田隆英 移籍5年目のシーズンを前に北海道移住を決意 〝おひとりさま〟宣言も!?
29試合登板15ホールド
日本ハム・池田隆英投手(30)が、今オフから札幌に居を構え、新生活をスタートさせる。今季は右肘の炎症で出遅れたものの、7月頭に1軍復帰し、29試合に登板して15ホールドを挙げた。闘志あふれるピッチングが持ち味の右腕が、北海道移住を決断した理由とは―。
移籍当時はコロナ禍で行動制限中
池田は2021年2月末、楽天からトレードで加入した。シーズン開幕まで1カ月に迫った時期で、当時はコロナ禍。「4年前に来た時は動けなかった」と行動が制限されていた。
3月頭に本拠地・札幌ドームで行われた記者会見では、〝雪国の洗礼〟も受けた。大雪による交通障害に巻き込まれ「ホント無理、北海道嫌いって言ったと思います(笑)」。雪道の運転、暖房費など不安要素もあり、移住に踏み切れなかった。
3年目の昨季はチーム最多51試合登板
移籍3年目の昨季は、チーム最多の51試合に登板した。1軍に定着し、北海道への愛は日に日に高まっていった。
「コロナが明けてから(外にご飯を)食べに行ったり、(観光地を)見に行ったりするようになって、住んでみたいなって思いました。北海道の地で戦っているチームだし、もっと知らないとダメだなと思いました」
オフは自ら希望し、球団のイベントで道内各地を巡った。「普段行かない土地について知りたいと、球団の職員の人たちに無理言っていろいろ連れて行ってもらいました。根室も行ったし、釧路も行ったし、函館、富良野とか。大人の事情で、池田町には行けなかったですが(笑)。プライベートでも小樽、積丹、時間許す限りはいろいろ回ったつもりです。行く先々で声を掛けてもらって、朝市でとれたての海の幸をいただいたり」。さまざまな町を訪れ、人々の温かさに触れた。