ファイターズ
《ハム番24時》12月11日
現役ドラフトから2日がたった。日本ハムからは鈴木が広島、田中瑛が巨人に移籍する。エスコンフィールド北海道で練習していた河野と山本拓に、その話題を振ってみた。
今季最優秀中継ぎのタイトルに輝いた河野は、鈴木と同じ2019年ドラフト入団。1学年上の先輩とは、伊藤を交えて焼き肉を食べに行くこともあった。「毎回、肉を焼いていました。奢ってもらえるので(笑)。健矢さんには、本当よくしてもらいました」と感謝した。
10人いた同期で、日本ハムでプレーするのは「うめちゃん(梅林)と2人だけ。寂しいですよ」。大半の選手がユニホームを脱いだこともあり、鈴木とは「寂しいっすと言ったのと、数少ない同期、頑張ろうっていう感じでした」と誓い合ったという。
寂しさをのぞかせた河野だったが、こうも話してくれた。「求められて行くわけなので、それはチャンスだと思う」。
昨年6月に中日からトレードで加入した山本拓も、同じようなことを言っていた。田中瑛とは、同学年で宮古島自主トレを共にする仲。「環境が変わったらチャンスだと思う。良くも悪くも、ゼロから見てもらえる。瑛斗の活躍も、自分の刺激にしたいですね」。移籍経験者として「僕の経験上、連絡がいっぱいくる。迷惑にならない程度に、1軍で頑張ろうっていう感じです」と配慮していた。
一緒に戦ってきたチームメートとの別れは寂しい。新天地での活躍を願うのが、〝真の友情〟なのかもしれない。