矢沢宏太が「アイピッチ」で佐々木朗希と〝対戦〟 現ドラ加入の吉田とは仲良し「僕の部屋に…」
鎌ケ谷で真剣勝負 朗希モードに設定
海を渡る怪物と、鎌ケ谷で真剣勝負だ。日本ハムの矢沢宏太投手兼外野手(24)が11日、千葉・鎌ケ谷の室内練習場でロッテの佐々木朗希投手(23)と〝対戦〟した。もちろん、来季からのメジャー行きが確実視されている右腕本人ではない。ピッチングマシン「アイピッチ」を朗希モードに設定し、真剣な表情でスイングを繰り返した。
「佐々木朗希のストレートにセットして打ったんですけど、めっちゃ速かったです」
忠実に投球を再現 シーズン中から活用
「アイピッチ」とは、トラックマン(弾道測定器)などのデータを入力することで、実在する投手の投球を忠実に再現できる高性能マシン。ソフトバンクなど他球団も活用しており、鎌ケ谷にも今季中から導入された。矢沢は「対戦するピッチャーが登録されているので、試合前に打って、試合に行ったりしていましたね。今年のシーズン中からやってた感じです」と振り返る。
シーズン中は、投手を対戦直前に〝予習〟できるメリットが大きいが、オフにはオフの使い方がある。「ボールが柔らかいので、この時期、寒い中で速い球を打っても手が痛くなくていい」と笑いつつ、「遅い球で(フォームの)形、動きをイメージして、理想の動きをつくって、それが速い球でもできるかな?っていうところを(アイピッチを使って)確認する。そこを繰り返し繰り返しって感じですかね」と矢沢流の練習方法を明かした。
すでに来季開幕戦で対戦する今井対策
今後は来季の開幕戦で対戦する西武の今井モードなども試す予定。「いろんな球種に対して準備したい。(今井とは)今季の終盤にも対戦できたので、その記憶もまだ残っていますし、まずそこ(開幕戦)で打席に立てるようにやりたいなと思います」と照準を定めた。
青葉台駅で顔を合わせたことも
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楽しみなニュースも入ってきた。現役ドラフトでソフトバンクから加入することが決まった吉田とは、同学年で親交がある。矢沢の母校・日体大と吉田の母校・桐蔭横浜大はともに横浜市の青葉台駅から通いやすく、何度か顔を合わせたことがあるという。「(第一印象は)ふっくらしている人だなって感じです。(大学ジャパンの)冬の選考会が松山であって、そこで一緒になったこともあります。なんかよく夜になったら、僕の部屋に来てました。帰れって言ってました(笑)」と冗談めかしつつ、仲の良さをアピールした。
LINEしたら「よろしくね」
同じチームで戦うことが決まり、すぐに連絡を取り合った。「LINEしました。『日ハム』ってだけ送ったら、『よろしくね』ってきました。うれしかったですね。バッティングがめちゃめちゃすごいですよ。率も残して長打力もあって、めちゃめちゃいい選手だと思います。性格的にもしっかりしているところはしっかりしていて、キャッチャーっぽい。キャッチャーらしさがありますね」。これで、チームの同学年は12人目。「同級生会が楽しみです」と笑顔を見せながらも、「みんな結構今年(試合に)出たので、(来季は)僕がしっかり出れれば。まず自分が自分に集中したいなと思います。周りと比べても意味ないので、自分ができることしっかりやりたい」と気を引き締めた。
一人暮らしスタート「最高です」
今オフからは一人暮らしをスタートさせた。「慣れました。最高です。ソファとテーブルがきのう届いて、良い部屋になりました。食事は増量用の、たんぱく質がしっかり入っているおかずが冷凍されて送られてくるやつを注文することにしました。それが楽ですね。チンして栄養が取れるので。自己投資の一環です」。公私ともに充実した日々を過ごし、飛躍の2025年へと向かう。