田宮裕涼 金村専用ミットで開幕マスク狙う 〝タイプロ〟にも熱視線「いやー面白いっす」
大役に決まった同学年右腕から依頼
日本ハムの田宮裕涼捕手(24)が、来季の開幕投手を務める金村尚真投手(24)専用のキャッチャーミットを製作した。
今季は黒のミットを使用していたが、同学年右腕に「青、作ってー」と依頼され、快諾。通常は今まで通りの黒を使いつつ〝依頼主〟が投げる時には青を装着する。
捕手のかがみ! 「ピッチャーの要望に応えていきたい」
他の投手からも希望があれば使うが、現状では青ミットは金村専用。「見やすいんですかね? 理由は分からないです。やっぱりキャッチャーとして、ピッチャーの要望にはなるべく応えていきたいかなという思いで、作らせてていただきました」と女房役としての気概をのぞかせた。
2年連続の開幕スタメンへ 期した再出発
完成品の写真を金村に送ると、「いいんじゃない?」と好反応が返ってきたという。それでも、主戦右腕と簡単にバッテリーが組めるとは思っていない。「自分が金村の時にマスクをかぶらせてもらえるとは決まっていない。そこはキャンプ、オープン戦でしっかり結果を出してつかみ取っていきたいなと思います」
今年の活躍が保証にならない世界であることは百も承知。再び伏見らとの厳しい競争を勝ち抜いて、2年連続となる開幕スタメンマスクを狙う。
見聞を深めたアンバサダーミーティング
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
貴重な経験も積んだ。来季からミズノのブランドアンバサダーに就任することが決まり、今月6日に初めて同社の「アンバサダーミーティング」に出席。ミットやバットについて、担当者らと意見交換した。
「今までは、あんまり他の選手にどんなの使っているんですか?とか聞きに行けていなかった。他の選手がどういう形のバットを使っているのかな?とか、こういうミットの形なんだとか、そういうのが分かって良かった。自分の場合は、バットもミットも、操作性重視で選ばせてもらいました。あと、アンバサダーになって、ミットの革がすごく良いやつになりました」と笑顔を見せた。
あらためて目指すリーディングヒッターの座
開幕スタメンへ、打撃でのアピールは必須だ。以前から首位打者を目標に掲げていたが、今季の活躍を経て、より現実的に意識できるようになったという。
「前までは、コーチとかに『おまえはバッティングが良い、打てるんだぞ』ってずっと言われていたんですけど、成績が出ていなかったので、本当に打てるのかなって思っていた。今年の前半にしっかり結果を残せたので、やっぱりいけるんだなって自信は出てきました。矢野さん(現巨人打撃コーチ)にも、今年1軍の交流戦で会った時に、その頃は結構、打っていた方だったので、『たみ、ほら言った通りだろ、おまえは首位打者を目指せるんだよ』っていう感じで言われて、確かに矢野さんにずっと言われてたなと。来年こそは、という感じで頑張りたい」
術後の経過は順調 「タイプロ」でリフレッシュ
右肘の手術を終え、リハビリに励む今オフだが、家に帰れば楽しみがある。ネットフリックスの「timelesz project -AUDITION-」(通称タイプロ)だ。 STARTO ENTERTAINMENT所属のアイドルグループtimelesz(旧名Sexy Zone)が、追加メンバーを決めるオーディション番組。田宮は同グループのファンで、登場曲にも使用している。
「タイプロ見てます。いやー面白いっす。(チームで)見てる人、僕しかいないと思いますけど」とハマっていることを明かした。
公私ともに充実の日々
タイプロの〝推しメン〟は「まだつくれていないんです」としつつ、「高校生の(浅井)乃我くん、良さそうですよね」と熱視線を送る。
「ジュニア軍団、俳優組が来たじゃないですか。やっぱりレベルが違う。やっぱりジュニアは違うんだなって思いましたね。今はシーズン中じゃないので、本当に純粋に楽しめています」。大好きなアイドルから英気を養い、勝負の時に備えていく。