《ハム番24時》12月12日

今オフ、梅林が約6万円で購入した「Power Alley Lite 360 Baseball Pitching Machine」。ドジャース・大谷も練習で使用していた投球マシンで、360度自在にボールを放てる優れものだ。
もともと、同マシンを一緒に使う約束をしていた山口アタルが、ボール1ダース分、約5000円の代金を負担する予定だったが、優しい梅林先輩は「アタルに5000円ちょうだいって言うのもあれなんで、ちょうどアタルが鳥取のワールドウイング(初動負荷ジム)に行っていたので、お土産を買ってこいと言いました。納得できるお土産を買ってきたら使わせてあげますと。鳥取の良いカニ買ってこい」と指令を出した。
しかし、これが後輩を悩ませた。結局、鳥取では何も買うことができず、後日、アマゾンで「鳥取のカニのペーストみたいなやつ」と「オーバーン大学の帽子」を購入。山口は「梅林さんがLINEでカニの絵文字を送ってきたから、しっかり鳥取って書いてあるカニのやつを探しました。たぶん、パンとかに塗る感じのペーストみたいなやつ。あとは帽子。アメリカのオーバーン大学。ロゴがUとAで、梅林とアタル(のイニシャル)になっている」と選択の理由を説明し、「これ、もし気に入ってもらえなかったら、もう話しかけてもらえないかも(笑)。この前、おばあちゃんに会いに行った大阪で神社に行って、『梅林さんが僕のお土産、喜んでくれますように』ってめっちゃお願いしてきました。僕と梅林さんの関係はこれにかかっています」と大げさなほど心配していた。
もちろん、心配は杞憂(きゆう)に終わった。11日の練習後に〝お土産〟を受け取った梅林は、12日の練習でさっそく帽子を着用。「カニのペーストはセンスないわー」と言いつつ、表情は笑顔だった。最後にはしっかり「僕は寮にいないので、僕がいない夜も自由に(マシンを)使っていいよと言っておきました」。仲良しコンビのやりとりに和ませてもらった。
