【一問一答】現役ドラフトで加入の吉田賢吾「水谷の活躍は希望を与えてくれました」
現役ドラフトでソフトバンクから日本ハムに移籍した吉田賢吾捕手(23)が13日、エスコンフィールド北海道で入団会見を行った。背番号60の真新しいユニホームに身を包み「自分の生きる道をいち早く見つけたい」と決意表明。新天地での活躍を誓った。一問一答は以下の通り。
ー現役ドラフトから4日。心境は
「新しい環境で、すごくチャンスだと思っています。チャンスをいただいた球団の方々に感謝の気持ちでいっぱいです」
ー伝えられた時の気持ちは
「突然のことだったので、その時はあまり気持ちが追い付かなくて、どういう感情だったかあまり覚えてない。少しずつ時間がたつにつれて、すごくチャンスだなと捉えました」
ー2年間を福岡で過ごした。思い出は
「2年間という短い間でしたけど、すごく温かくしていただいた。野球もそうだけど、人間的なところも、すべてが自分にとって貴重な2年間だったなと思います」
ーファイターズの印象
「試合で来たこともありますが、とても雰囲気が良くて、見ているだけでワクワクする球団だなと思っていました」
ー同学年が多い
「同級生の2000年世代が多いので、すごくなじみやすいと思います。けど、これから一緒に戦っていく仲間でもありライバルでもあるので、そこはうまく分けながらやっていきたい」
ー昨年は水谷が現役ドラフトで加入して活躍した
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「うらやましい気持ちはもちろんありました。一緒にやっていた仲間があれだけ1軍の舞台でやれるのを見て、自分たちもまだまだやれるぞとホークスの2軍の方でもなっていた。水谷の活躍は自分たちの世代、ホークスの若手選手に希望を与えてくれました」
ーチームメートになる
「またこうやってチームメートとして戦えることがうれしい。とても楽しみです。自分の中でも勝負の年だと思っていて、その中で環境が変わるのでチャンスだと思っている。自分の立ち位置や生きる道をいち早く見つけて、アピールできたらと思います」
ー野球選手としての武器は
「自分の持ち味はバッティングです。理想としてはサインプレーにも絡めるような、小技から長打まで全てにおいてチームに貢献したいと思っています。特にバッティングを見ていただきたいです」
ー木田GM代行へ質問。吉田のどこを評価したのか
「ファイターズとして、吉田くんのバッティングをずっと高く評価していた。今回の現役ドラフトで出てたメンバーの中でトップクラスの評価をさせていただきました」
ーどういう選手になってほしいか
「自分でも言っていたように、バッティングに関してはいろいろな能力がある。現役ドラフトが終わった時にバランスの良いバッティングと表現させてもらいましたけど、コンタクト能力も高くて長打も出るバッターなので、バッティングでファイターズを優勝に導いてほしいなと思います」
ーファイターズでの目標は
「とにかく1年間、上(1軍)で試合に出続けたい。まだ経験したことがないので、そういった経験をしたいと思っている。その中でリーグ優勝、日本一に貢献できたらと思っています」
ー北海道のファンに、なんて呼ばれたい
「特殊な呼び方は今までなかったけど、姉がSexy Zoneが好きで『ケンティーって言ってもらえ』ってよく言われてました。ちょっとケンティーでいかせてもらいたいなと思います」
ー新庄監督とのDM(ダイレクトメール)の内容は
「水谷から『あいさつを入れてみてもいいんじゃないか?』って言われて、自分の方から、あいさつさせていただいて、その後に返信が来たような形です」
ー監督からの返信は
「なんて言うんですかね…、殻を破るじゃないですけど。そういった選手になってほしいっていうのと、野球だけじゃなくて人間性、練習の態度まで見てるってことを言っていただきました」
ー連絡を取り合った選手は
「水谷はもちろんですけど、矢沢と連絡を取りました。発表直後に携帯を開いたら、水谷の方から『おいおい』と連絡が来てたので、そのまま連絡を続けた感じです。数日前に同級生(でソフトバンク捕手)の渡辺陸の結婚式で福岡で顔を合わせたばかりだったので、すごい不思議な気持ちでした」
ー矢沢とはどんなやりとりを
「矢沢もまさかチームメートになるとは、と。大学が近くて、身近な関係ではあったけど、チームメートになることはなかったので。引っ越しが重なってバタバタしたので、そういったところで聞きたいこともたくさんあった。矢沢や水谷を頼りたいと思います」
ーポジションへの思いは
「ホークス時代もそうでしたけど、ポジションにとらわれず。自分のバッティングを生かすためであれば、どこでもやろうっていう気持ちを常に持っています。ここで勝負したい、ここを必ずやりたいっていうよりは、試合に出るためだったら、チャンスがあるならどこでもやりたい」
ー木田GM代行へ。ソフトバンクは2年続けて大竹、水谷と現役ドラフトの選手が大活躍している
「ソフトバンクの選手が活躍してるから、ソフトバンクの選手を取りにいこうっていうのはない。ただ単純に、本当に吉田くんの能力を評価しました」
ーチャンスをつかみ取るために、どこを伸ばしていきたい
「バッティングを生かすためにも、自分の守る場所を確立したい。守備はずっと課題と言われてきたので、1軍のレベルで守れるっていう判断がつくところまで上げていきたい。守備が邪魔して打撃を生かせないことにならないように取り組んでいきたい」
ープロ初出場が日本ハム戦だった
「投手が田中正義さんだった。どう表現したらいいのか分からないけど、プロ野球人生の初打席だったので、縁じゃないですけど、そういったことも少し感じてます」
ー7月の試合では伏見にファウルチップを取られたらシーンが印象的
「三振した身なので、そこはあんまり…。あのシーンが(映像で)流れるたびに自分が映るので、ちょっと不思議な気持ち。やっぱり打ちたかったし、悔しい気持ちもありました」
ーあらためてエスコンの印象は
「試合で来た時もそうですけど、ここの球場だけ雰囲気が違う。日本の球場っぽくない雰囲気で声援の位置が違ったり、何から何まで違う。新しい感覚でワクワクしながら試合をやってました」
ーファイターズのチームメートで誰に話を聞いてみたいか
「そこまで今は考えられてないけど、同級生では学生時代に金村と話したことがあります。バッテリーを組んだことはないけど。向こうは知らなかったと思うけど、同じ全国大会に出てて、金村が優勝していた。中学校の頃から知ってる存在です。大学日本代表の合宿でも一緒でした」
ー中島健人さんはお姉さんの影響で知ったのか
「はい。姉が(中島さんを)好きで。(ケンティーと呼ばれた経験は)宮崎キャンプの時に、姉の知り合いから。ジャニーズのライブへ行く知り合いが宮崎に住んでて。突然、ケンティーって言われました。呼ばれたことがなかったので、えっ?と思って振り向いたら、全然、知らない人でした。きょう、こういうことがあったんだよねって姉に言ったら、姉のライブ友達でした」
ー自主トレの予定は
「年末は大学の方で練習して、1月からはDeNAの宮崎さんとホークスの嶺井さんと一緒にやる予定です。宮崎県です」