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2024/12/13 19:30 NEW

慶応高野球部・森林監督が講演「エンジョイ・ベースボール」の根幹にある考え方

高校運動部指導者に向けて講演した慶応高野球部の森林貴彦監督=撮影・十島功

札幌市内で高校教諭対象に研修会

 北海道高等学校体育・野球連盟合同研修会が13日、札幌市内で開催された。講演会では昨夏の甲子園で優勝した慶応高野球部の森林貴彦監督(51)が講師として登壇。100人以上集まった教諭の前で「『勝ち』と『価値』の両立」について、講演を行った。また、日本ハムで2015年まで1軍ヘッドコーチを務めていた阿井英二郎さん(60)と旭川志峯高陸上部の榎本慎吾監督(38)も「チームの育成」について講演した。

高校運動部の指導者に向けて講演した阿井英二郎さん

 

従来のイメージ覆すチームで甲子園の頂点に

 高校野球の常識にとらわれることなく、チームを日本一まで導いた。森林監督は「高校野球とイメージしたチームじゃないチームで勝ちたい。それが結果的に高校野球の幅を広げることになりますし、多様性を体現することになります」と訴えた。「エンジョイ・ベースボール」を掲げて頂点まで駆け上がった。髪型も坊主ではなく自由にするなど、古い体質から脱却。「こういうものがイノベーションを作っているときに邪魔をしている。足かせ、重しになっている」とキッパリ。

出されたサインに絶対服従ではなく…

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