万波中正 「パテレアワード」〝初代MVP〟など4冠 「僕一人で10万回は見ているので(笑)」
初開催の表彰式 日本ハムから唯一の出席
日本ハムの万波中正外野手(24)が15日、都内で初開催されたパ・リーグTVの「パテレアワード2024」に出席し、初代MVPを含む〝4冠王〟に輝いた。
まさに今季パ・リーグの〝顔〟
同アワードは、 今年のパ・リーグを振り返りつつ、「パーソル パ・リーグTV」で2024年に公開されたシーンから、さまざまな角度で「パテレらしい動画」を表彰するイベント。万波は視聴数、インパクト、パテレらしさなど総合的な観点から選ばれる「MVP」、「コメント数大賞」、「再生数大賞」、「プロが選ぶ究極プレー大賞」の4部門で受賞した。
「本当に、第1回は記念すべきことで、すごくうれしく思います。時間があっという間に感じるぐらい楽しかったです」と笑顔を見せた。
エスコンを沸かせたあの一撃
「MVP」、「コメント数大賞」、「再生数大賞」の3部門は、CS(クライマックス・シリーズ)ファーストステージ第2戦の「【起死回生の一撃】万波中正『大航海は終わらないッ!!! エスコン総立ちの超特大同点ソロ弾!』」の動画で受賞した。
「人生で一番」という会心の一発を「不思議と冷静な感じで、打てなかったら終わりという感じではなくて、集中できていました。(打った瞬間は)叫びたいのをグッとこらえて、真顔で歩いて。内心は(オリックスの)古田島さんが抑えた時ぐらい(喜んでいた)。絶対、いろいろな動画が編集してくれるなと思ったので、バット投げをやろうと。調子こきましたね」と自虐を交えながら振り返った。
〝万波節〟さく裂! トークでも魅了
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「パテレ」に編集された同動画は、自身にとってもお気に入りの映像だ。
再生回数1,667,524回、2521コメントで受賞したことを伝えられると、「僕一人で10万回は見ているので、努力が実りました(笑)。YouTubeはコメントも楽しむもの。見過ぎて、朝起きるのがつらかったこともありました」と軽快なジョークでファンを沸かせた。
プロの目が選んだ動画!
「プロが選ぶ究極プレー大賞」では、12本のノミネート動画の中から、当日会場に集まった万波、西武・外崎、ロッテ・鈴木、オリックス・古田島、楽天・伊藤、ソフトバンクOBの五十嵐亮太氏が選考。外崎、古田島、伊藤から票を集め、万波がレーザービームでソフトバンクの韋駄天(いだてん)を刺す「【これぞ!】プロ野球の“最高”が凝縮『万波の強肩・周東の走塁・伏見のタッチ』【全てを魅了】」が受賞した。
斎藤友貴哉のあのシーンも
歴史あるNPBアワードとは一線を画し、ファンが喜ぶ印象的なシーンが次々とたたえられた。「ベストサムネイル賞」には、「【優勝しちゃった…】齋藤友貴哉『無死満塁を切り抜けて会心ガッツポーズも…ベンチ総ツッコミ!』」が選出され、チームメートの万波に〝状況説明〟が求められた。
4冠王は「あまりのピンチに優勝したと勘違いしたんだと思います」と淡々と説明。会場に集まった約600人の爆笑を呼んだ。
受賞の喜びは「ビッグボスに伝えたい」
最後に、司会の杉谷から「初代MVPを受賞した今の気持ちを誰に一番、伝えたいか」と振られると一瞬考え、「ビッグボスに伝えたいと思います」と口にし、大きな拍手を浴びた。来季も「パテレ行き」となる活躍を量産し、チームを日本一に導いてみせる。