【アイツらのことならオレに聞け!】福島蓮と柳川大晟の〝ツインタワーコンビ〟が語る~2003年度組
日本ハム選手が同学年のチームメートを紹介する連載企画『アイツらのことならオレに聞け!』2シーズン目の第2回は、高卒3年目のシーズンを終えた2003年度生まれが登場。紹介者は、3月に育成から支配下登録をつかみ、プロ初勝利を含む2勝を挙げた福島蓮投手(21)です。今回は強力な援軍として、柳川大晟投手(21)も参戦。周囲から〝ツインタワー〟と呼ばれる仲良しコンビで、仲間たちについてざっくばらんに語ってくれた。
※取材は11月上旬
『くろ』or『くろやなぎ』…畔柳亨丞投手
福島(以下、福)「ピュアな子です」
柳川(以下、柳)「ピュア? まあまあまあ」
福「良い意味で言ったら、ピュアです。本当に真っすぐなんですよ。真っすぐなゆえに周りが見えない。本当にこう(入り込む)なので。いいことなんですけどね」
柳「まず人の話を聞かない。なんか質問してくるんですけど、ちゃんと答えて教えてあげても聞いていない(笑)。結構あるっす」
福「そんな感じです。悪いことじゃないんですけど。真っすぐです。素晴らしいです」
柳「良い意味で言ったら」
福「もうちょっと(人の話を)聞いてほしいかなって(笑)。会話していても、あれ? 聞いてないコイツって。人に興味ないと思います」
『まつうら』…松浦慶斗投手
福「次は松浦、いきましょう」
柳「見たまんまって感じです」
福「明るくて。新人合同自主トレからすごかったですね。盛り上げてくれた。だいたい、飯(を誘うの)は松浦スタート」
柳「なんかしようとなったら、だいたい松浦が言うっすね」
福「ちゃんと(会話を)回してくれる。よく食べます」
柳「食べるのめっちゃ速い」
福「バカ速い。化け物です(笑)」
柳「みんな速いですよ。福島以外は」
福「本当に速い。一番、食べる」
柳「一番です。松浦、阪口は」
福「松浦はダイエットとかしなくていいとなったら一生、食っています。意外なところはある?」
柳「ないね」
福「あっ! これ言ってもいいのか分からないですけど。僕一回、ホラー映画の『変な家』を見に行ったんですよ。2人で。びっくりするシーンがあって、ちょっと身構えるところで、フードをかぶってこんなん(見ないように)していました(笑)」
『うた』…阪口楽内野手
柳「筋肉バカです(笑)。めっちゃ練習しています。夜とかも。試合終わって、飯食って練習みたいな。野球は真面目ですね」
福「野球は真面目。普段はポンコツ(笑)。ポンコツって言われていますね。ポンコツって言っちゃダメかな?」
柳「いや、ポンコツですね(笑)」
福「なんか抜けているよね」
柳「(大げさに話す)盛り癖あります」
福「ハハハハハ」
柳「びっくりするようなこと言ってくるけど、全然、普通」
福「ポンコツだけど真面目ということで」
『ぞの』or『ありぞの』…有薗直輝内野手
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福「謎キャラじゃないですか?」
柳「(同期の前では)しゃべるし、おとなしい感じではない」
福「しゃべりますよ。普通に。でも、有薗って何なんだろう?」
柳「ちょっと畔柳っぽくない?」
福「ちょっと畔柳、入っている。ピュアって言ったら、ちょっと違うけど」
柳「話聞いていないみたいなところあります」
福「悪口しか出ていないけど大丈夫?(笑) ぽわーんとしていますね。よく食べる。食べるの速い」
柳「優しい。怒らない」
福「1年目はずっと有薗の部屋にいましたね。僕ら。ずっと有薗の部屋いた」
柳「ゲームしに行ったよね。テレビがデカかったから」
福「謎キャラマスコットです」
『あべ』…阿部和広外野手
(※11月中旬に本人の申し出により、今シーズン限りでの現役引退を発表)
福「阿部! 来たこれ! エンターテイナーです。一番、ぶっ飛んでいるんじゃないですか(笑)」
柳「(エピソードは記事で)書けないことばかりです(笑)」
福「アイツ、何キャラだ?」
柳「会話はできるけど」
福「飛んでますね(笑)」
柳「結構、危ないです」
福「危険人物(笑)」
柳「めっちゃ明るい」
福「ザ・陽キャって感じ。(高卒1年目の)平田と仲が良い」
『たつ』…達孝太投手
福「いや~ストイックですね。知識がすごいです」
柳「トレーニングとか、すごいっす」
福「ウエートもすごいし」
柳「いろんな器具とか持っている」
福「しゃべっていることがすごい。プライベートは、阪口、細野さんが知っている。(同期では)阪口が一番、しゃべっていると思う。2人とも出身が関西なので。最初からしゃべっていた。(10月のみやざきフェニックス・リーグ期間中にあった)同級生会の時は結構、話しましたよ」
柳「いいなあ。前日に(CSを戦う1軍合流が)決まったので(参加できず)」
福「何、話したかな~」
柳「野球の話?」
福「ちょっとしかしていない。うっすい話しかしていないですね(笑)。参加者6人だったんですよ。会計どうする? ってなって、全員払うのは違う。つまらないとなって2人か3人にしよう。いろいろ案があったのですが、結局6人でじゃんけんして3人負け。負けた達、阪口、福島で払いました。(勝った人が支払いする)おとこ気(じゃんけん)で1人も考えたんですけど、俺らまだ金ないぞって(笑)」
柳「結構、痛いよね」
福「さすがに1人はやめようって。もうちょっとみんな年俸が上がったら、1人になるかな~」
『やながわ』…柳川大晟投手
柳「僕たちが一番、普通だよね(笑)」
福「柳川ね~~~。毒舌ですね。頑固!」
柳「友達に自分がいたら結構、うざい(笑)」
福「曲げない。だいたい僕が引く(笑)」
柳「ケンカしたこともないよね。福島がケンカしないので」
福「すぐ引く(笑)。あと、人にメンタル強いとか言っておきながら、自分が一番、メンタル強い」
柳「自分は緊張するっす。コイツは全然、緊張しないらしい」
福「緊張しないっすね」
柳「すごい。先発の時、やばかった」
福「中継ぎの方が緊張するでしょ~」
柳「1イニングだよ?」
福「1イニングだけどさ~」
柳「(登板日が)決まっているのが嫌」
福「決まっている方が良くない? 決まっているから、いけるじゃん」
柳「急に(登板機会が)来たら、やるしかないみたいな」
福「(先発は)そこ(登板日)に合わせられるから、気持ちとか」
柳「緊張したくない(笑)。(福島は)同級生では一番、普通です。癖がない」
福「一番、しっかりしている!」
柳「普通(笑)。部屋もまあまあキレイ。ほかが汚すぎて。ノーマルです(笑)」
福「確かにノーマルです」
柳「方言もないし」
福「ないね」
柳「なまりない。でも、青森に誇り持っている」
福「誇り持ってねーよ(笑)」
柳「母校(八戸西高校)めっちゃ好きです」
福「好きなのか? 俺!?」
柳「すごいっす。甲子園ボーイです」
福「やめて。(センバツ)1回戦負けだし、21世紀枠だし。(柳川は)名門じゃん。(九州国際大付のように)名門とか言ってみたかったな~」
柳「強豪くらいです(笑)。ほかに(同級生の紹介を)聞くなら、有薗、畔柳は絶対、聞かない方がいいですよ。阪口とか」
福「阪口、松浦に聞いてみてください!」