プロ１０年目の節目にゴールイン

　日本ハムの清水優心捕手（２８）が結婚したことが１９日までに分かった。

　お相手は、１学年下で滋賀県出身の吉本百花（ももか）さん（２７）。最愛のパートナーの存在を力に変え、プロ１１年目の来季は正捕手奪取を目指す。

初対面から、ひかれ合った２人

　「笑顔」がすてきな愛妻との出会いは、知人の紹介がきっかけだった。似たもの同士、すぐにひかれ合ったという。

　「僕と一緒で天然ぽい。ちょっと抜けているところもあるし、なんか同じ匂いがしました（笑）。それが決め手だったかもしれないです」

 

ロマンチックなプロポーズ

　交際期間１年ほどで結婚を決意。東京タワーと東京スカイツリーを両方、望める絶景レストランで食事をしてから、ホテルでサプライズプロポーズした。

妹はプロゴルファーの吉本ひかる

　百花さんの妹・ひかるさん（２５）は、プロゴルファーで小祝さくら（２６）らと同学年の「黄金世代」。昨年３月にはツアー初優勝を飾り、今年は全英女子オープンにも出場した。

ティーチングプロＡ級を取得

　百花さんは妹のサポート役を務めながら、１２月にはティーチングプロＡ級の資格を取得した。

好きな手料理は「鶏のつくねハンバーグ」

　多忙な仕事の合間を縫って、清水の食事面も献身的にサポートしている。

　「好きな手料理は、体のことを考えてくれる〝鶏のつくねハンバーグ〟。サラダのドレッシングもこだわって作ってくれます」と感謝は尽きない。

夫人の存在が心の支え　「ありがたかった」

　将来の正捕手候補として、２０１４年ドラフト２位で入団し、プロ１０年目。１軍出場１２試合にとどまった今シーズンは、夫人が心の支えでもあった。２軍暮らしが続く中、さりげない気遣いに救われた。

　「今年は２軍が多かったけれど、その中でも変なプレッシャーもかけてこなかった。もともとゴルフもやっているから、アスリートの気持ちも分かってくれる。今年１年、僕はしんどかったですけど、ありがたかったです」

清宮よ、万波よ　アスリートと結婚せよ

　競技は違えど、同じスポーツの世界に身を置くもの同士。互いにわかり合えることも多い。バッテリーを組んだ経験がある米大リーグ・ドジャースの大谷は、元バスケットボール選手の真美子さんと結婚した。

　「翔平さんもアスリートじゃないですか。後輩に勧めるわけではないですけど、アスリートと結婚するのはいいですよ。これからファイターズの清宮くんだったり、万波くんだったり（笑）」。

最愛のパートナーとともに勝負の２０２５年へ

　人生の伴侶を得て、来季は勝負の年。一家の大黒柱として、決意も新たにした。

　「僕が活躍すれば、野球を見るのが楽しみになると思う。僕が頑張ることによって、みんなを幸せにしたいです」。名前の通り、優しい心の持ち主は、愛妻に笑顔することを誓っていた。