プロ野球
2024/12/20 21:45

広島1年目の道産子左腕・滝田一希が「開幕1軍と最低5勝」目標に 西武入団の後輩・佐藤へエールも

広島の道産子左腕・滝田(右)と西武入りする星槎道都大の佐藤=撮影・西川薫

星槎道都大で佐藤の激励会に出席

 黒松内町出身で今季、ルーキーでプロ初登板初勝利を挙げた広島の153キロ左腕・滝田一希投手(22)が20日、出身校の星槎道都大で行われた、育成4位で西武入りする佐藤爽投手(21)の激励会に出席した。来季は開幕1軍スタートとシーズン5勝を目標に掲げた。

交流戦でいつか投げ合える日を

 この日に帰省し、まっすぐ会場入りした。在学中の3年間、同じ投手陣としてチームを支えた佐藤へ「プロ野球はすごくストレスがかかるので、覚悟して行った方がいい。しんどいこともいっぱいあるし、ヤジられることもあります。精神的にくる部分があるけど、応援してくれる人はすごくいるので、そういう人方を大切にしながら、自分の良いところをアピールしていってほしい。リーグは違うけど、交流戦でいつか投げ合える日を、僕も頑張りますので、一緒に頑張っていきましょう」とエールを送った。

広島・野村の引退試合で初登板初勝利

 最高の舞台でプロ初登板のマウンドを迎えた。10月5日ヤクルト戦で1軍再昇格を果たすと、この日引退試合だった野村祐輔投手(35)の後を受け、二回から本拠地・マツダスタジアムのマウンドに上がった。観客は3万人超え。「360度、全部赤くて、わっ、すごいな。初登板でこんなのいいのかな」と面を食らったが、4回1失点で初勝利。それでも「1年通してみたら全然。即戦力で取っていただいたのに、全然1軍で投げられなかったのはすごく悔しかった。9月に失速した時に1軍に上がれなかったのは力不足」と唇をかんだ。

10月5日ヤクルト戦、二回から登板し4回1失点で初勝利を挙げた広島・滝田

 

キャンプは1軍でスタートしたものの

 今年の春季キャンプは宮崎・日南で1軍スタート。「最初、テレビで見ていた人たちの中で一緒にやってるので、大丈夫かなってすごい不安があったけど、先輩方がいろいろ優しく教えてくれた」。3月のオープン戦では大学時代にアルバイトしていた北広島・エスコンフィールドでの日本ハム戦で登板する機会もあったが、結果を残せずに開幕は2軍で迎えた。

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