冬季スポーツ
新浜、森重スピードスケート男子500代表確実 恩師・小村監督感無量
別海スケート少年団白鳥で小中時代に指導
ともに初出場「表彰台狙って」
スピードスケートの男子500メートルで新浜立也(25、高崎健康福祉大職、釧商高出)と森重航(専大3年、別海上風連中出)が10日、来年2月の北京冬季五輪代表入りを確実にした。2選手は初の五輪出場となる。
小、中学時代に新浜と森重を指導した別海スケート少年団白鳥の小村茂監督(51)は「信じられないというのが正直な気持ち。本当に良かった」と声をはずませた。五輪本番では、2人とも金メダル候補に名前が挙がる。「ともに表彰台を狙って、世界を盛り上げてほしい」と、恩師は大舞台での活躍を期待した。
日本スケート連盟は11~12月のW杯4大会で好結果を残した選手について、年末の代表選考会(長野、29~31日)の成績にかかわらず選出すると規定。ここまでW杯7レースで新浜が2勝、森重も1勝するなど好成績を重ねた。代表選考会には出場する必要がある。この種目は3人が五輪に出られる見込みで、あと1人は選考会で決める。
女子では1000メートルと1500メートルで高木美帆(27、日体大職、帯南商高出)、500メートルで小平奈緒(35、相沢病院)が既に代表入り確実になっている。