プロ野球
2024/12/21 22:10

ロッテ入り茨木佑太が札幌で激励会に出席 阪神の兄・秀俊と「投げ合うって考えた時に…」

ロッテから育成2位で指名された札幌出身の茨木は激励会で意気込みを語った=撮影・西川薫

道産子では71年ぶり兄弟同時プロ

 今秋のドラフト会議でロッテから育成2位で指名された札幌出身の145キロ右腕・茨木佑太投手(新潟・帝京長岡高3年)が21日、小中学時代に所属した出身チーム主催の札幌市内で行われた激励会に出席した。同校から2年前にドラフト4位で阪神入りした茨木秀俊投手(20)は兄。道産子では71年ぶりの兄弟同時プロが実現する。早い時点での支配下登録を勝ち取り、いつか投げ合える日を思い描く。

早くマリンで投げたい

 約1カ月ぶりの帰省。この日に到着して22日には新潟へとんぼ返りする。激励会では当時のチームメートや指導者ら60人以上が出迎え、「懐かしいですし、光栄なこと」と頰を緩めた。兄と同じプロ入りに「本当に夢がかなったっていうか、プロ野球選手になれて本当にうれしいなって気持ちが一番。ロッテは応援が本当にすごい。たくさんの熱いファンがいて、すごい応援だなってイメージ。なるべく早く支配下登録して、マリンで投げたいですね」と気持ちを新たにした。

兄を追いかけながら芝草監督の存在も

 野球を始めた頃からずっと兄の背中を追いかけてきた。中学硬式の札幌東リトルシニアでは、2年の時に利き腕の右肘を痛めて手術。リハビリ期間はポール間走を黙々と行い、エースとして復活を遂げた。3年生となって進路を決める際には「兄をずっと追っかけていたんで、それも大きいけど、やっぱり芝草監督の存在が大きい」と、元日本ハムで投手として活躍した芝草宇宙監督(55)の指導を受けるために新潟へと渡った。

指揮官直伝の投球術でメキメキ成長 「試合で考えて野球ができないと…」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい