投打の中核を担う山崎と清宮が２３日、カナモトホールで行われた「Ｘマス　スペシャルトークＩＮ札幌」（１ｘＬＦＴＭ合同会社主催）に出演した。ポジションが異なるため、普段は接点の少ない２人だが、グラウンド外で絶妙なコンビネーションを発揮した。

　今季の印象深い試合や新庄監督の人柄などをテーマにトークを展開した。吉本興業所属の道産子お笑い芸人、とにかく明るい安村もゲスト出演し、ネタも織り交ぜながら、イベントを盛り上げた。

　ファンと交流するコーナーでは、小さな女の子が元気にかわいらしい質問を繰り出した。「どうやったら（清宮選手と）結婚できますか？」。会場がどっと沸いた。不意に〝プロポーズ〟された清宮は「どうやったら？　うーん…どうしよう」と本気で考え込んだ。

　モゴモゴしている後輩を見かねて、助け舟を出したのは山崎だ。「球場にたくさん来て、幸太郎のことを長いこと応援してくれたら目に付く。そこから始まる可能性はあると思います」。機転を利かせた答えだった。

　次に受けた質問は、一番モテた時期はいつですか―。清宮は「きょうじゃないですか。求婚されましたから。今ですね」とニッコリ。山崎は「高校３年生の時にセンバツ甲子園に出てからかな。こっち（バットを振るしぐさ）で記録をつくったので。そこから少しだけ」と、ちゃめっ気たっぷりに返した。チーム内で屈指の人気を誇る２人のスマートな掛け合い。優しい世界が広がっていた。