２０日に結婚を発表　さらなる飛躍へ気合十分

　日本ハムの清水優心捕手（２８）が２３日、鎌ケ谷で自主トレを行い、新たな家族のために活躍することを誓った。

 ２０日に球団を通じて、１学年下でゴルフのティーチングプロＡ級資格を持つ吉本百花（ももか）さん（２７）との結婚を発表。「家族ができたことで自覚も芽生える。１人じゃなくなるので、奥さんのためにやりたいと思いますし、これまで以上にしっかりやっていきたいなと思います」と決意を新たにした。

プロとしての自覚　オフも妥協せず

　新婚ホヤホヤだが、来季へ向けた準備に抜かりはない。今オフは初めてパーソナルトレーナーを雇い、ジムや鎌ケ谷の施設で連日、みっちり汗を流している。

　「僕たちは、無給でやっているわけではない。給料をもらっているので、それ（オフの練習）は自分たちの仕事。ボーッとしている暇はないと思うので、少しでも来シーズンに向けて準備ができるようにしたい」と力を込めた。

アスリート同士　互いをリスペクト　

　必然的に愛妻との時間は短くなるものの、「向こうもゴルフの仕事をしていて、アスリート。自分でジムにも練習にも行っていますし、妹（吉本ひかる）もプロゴルファーですし、僕のトレーニングだったり、ジムに行くことも理解してくれています」と支障はない。

感謝しきりの結婚式　一方であの大先輩が…

　２１日には結婚式を挙げ、チームメートらから温かい祝福を受けた。

　「結婚式（の準備）は妻が結構、やってくれていました」と感謝し、「先輩では宮西さんも来てくれたんですけど、あの人はすぐ帰ったので写真が撮れなかったんです（笑）。でも本当に来ていただいて、他にも同期も同級生も、後輩までたくさん来てもらって、本当に恵まれた一日でしたし、本当に楽しい一日だった。みんなに年末のこういう大変忙しい時期に来てもらったので、ありがたいですね」と喜びをかみしめた。

恒例の合同自主トレでは虎の正捕手を独り占め

　来年１月には、阪神の梅野と３年連続となる合同自主トレを行う。今年はＤｅＮＡの山本らも参加していたが、今回は２人だけになる予定だ。

　「梅野さんを独り占めできる。朝から夜までずっと一緒だと思うので、野球の話もプライベートな話もたくさんできる。梅野さんも優しいので、何でも聞いてくれという感じだった。勉強しながら、しっかりと準備できたらなと思います。 梅野さんは僕より１年だけ早くプロに入って、来年１２年目でもう１０００試合以上出ている。長いシーズンの中で波が出てくると思うんですけど、そういう時の１年間の過ごし方だったり、キャッチャーとして試合前にどういう相手の対策、準備をしているかとか、大事なところを聞いていきたい」と意欲的だ。

来季でプロ１１年目　求めるのは結果のみ

　来季が高卒１１年目。結果を残せなければ、バットを置くことになる世界だと当然、理解している。

　「妻のご両親も僕のことを気にかけてくれている。一年一年、一日一日を大事にして、一年でも長く野球人生を過ごしていきたい」。一家の大黒柱は後悔のない日々を過ごし、最愛の妻とファンを幸せにする。