夏季スポーツ
東海大札幌高が富田に完敗 200センチ超の留学生センターに苦戦【ウインターカップ男子】
■全国高校バスケットボール選手権 第1日(12月23日、東京体育館)
▽男子1回戦 東海大札幌高54-87富田
ビッグマンに屈した―。東海大札幌高は、203センチのCシセ・アサン(3年)擁する富田に完敗。第1クオーター(Q)から11-24と差を付けられると、徐々に離され、最後は33点差で敗れた。PG川村春瑠(2年)が3点シュートを5本決めるなど、チーム最多の19得点を記録したが、心身共に疲弊した終盤は肝心のシュート精度も低下。チームの身長が低いこともあり、走るバスケで立ち向かったが、アサンに出場23分34秒で39得点を許すなど、終始流れをつかめなかった。
アサンとアブドゥルガニュにリバウンド奪われ
190センチ以上の選手がいない東海大札幌高にとって、苦しい戦いを強いられた。PF仁義颯良主将(3年)は「北海道予選のときから留学生のいるチームと戦って、リバウンドが取られるのは分かっていた」と想定していたが「体のコンタクトの力強さは日本人とは違うものがあった」と舌を巻いた。アサンと交代で出てくるのも206センチのCアブドゥルガニュ・アブドゥルガニュ(2年)。相手のオフェンスリバウンドはアサンが6リバウンド、アブドゥルガニュは5リバウンドと、ことごとく奪われ、失点を重ねた。