Bリーグ初! レバンガと日本ハムが強力タッグ エスコンで28、29日公式戦実施
最高6万円するアリーナ席の前売りも順調
B1レバンガ北海道は28、29日の両日、プロ野球・日本ハムが昨季から本拠地としている北広島市の全天候型球場、エスコンフィールド北海道のグラウンドレベルに仮設の特設コートを設置して、中地区3位の三河を迎えてリーグ戦を行う。25日には内野芝生エリアに移動式のバスケットボールコートが搬入された。クラブによると最高6万円するアリーナ席の前売りも順調で、両日ともに1万人を超す来場者を見込んでいる。
移動式コートを扱う企業からレンタル
Bリーグ史上で初めて、野球場でバスケットボールが行われる。22日深夜から本格的な工事が開始。25日午前には、来季から人工芝として生まれ変わる内野エリアに高さ約90センチの土台が組まれ、その上に45メートル×32メートルのバスケットボールコートがお目見えした。B1横浜BCの本拠地・横浜国際プールで使用する移動式コートを扱う企業からレンタルする方式で開催にこぎ着けた。
2018年に折茂代表が球場の有効活用を提言していた
6年越しの〝悲願〟がかなった。日本ハムのボールパーク(BP)構想が明らかになった2018年3月、当時選手兼代表だった折茂武彦代表(54)は「バスケットボールとプロ野球は、シーズンがほぼ、かぶらない。(BPに)冬の間は人が集まらないなら、アリーナを造ってうちが試合をやれば、一年中人が集まる。どこにとっても悪い話ではない」と語っていた。当時と形は違うが、リーグ戦が実現する。
2016年に産声を上げたBリーグ。レバンガ北海道のホームゲームでは、23年10月25日に、札幌・北海きたえーるで行われた千葉ジェッツ戦で記録した6646人が最高。リーグ全体では、同5月28日に横浜アリーナで行われたリーグファイナルの千葉ジェッツー琉球ゴールデンキングス戦の1万3657人。過去最高動員記録を塗り替える絶好の機会。かつてない興奮体験がまもなく幕を開ける。