ファイターズ
堀瑞輝 オフのテーマは「平均球速アップ」 その思いとは―
ウエートトレ増でさらなる球速向上へ
日本ハムの堀瑞輝投手(26)が、このオフのテーマに平均球速アップを掲げた。ブルペン陣は150キロを超えるボールを投げる投手が多く、「来年の平均球速を上げたいなっていう。ウエート(トレーニング)は、いつも以上にやっている気がします」と意気込んでいる。
今季の1軍登板は10試合のみ。もどかしいシーズンを送ったが、データではうれしい変化があった。「ここ最近で、今年が一番良かった。144、5くらい。それまでは平均的にみて142、3。もうちょっと上げて、『ここで堀』と名前が挙がるようにしたい」。
中継ぎ陣には〝速球派〟がズラリ
リリーフ陣は守護神候補の田中、斎藤、そして池田、生田目、山本拓と〝速球派〟がズラリ。同じ左で今季の最優秀中継ぎのタイトルを獲得した河野も、150キロ近いストレートを投げる。「上(1軍)は球が速い人ばかり。平均球速を上げて、理想的には147くらいを出したい。いきなりは無理だから、最低でも今年と同じ、それを超えられるくらいにしたい」と気合十分だ。
結果が出て嫌いなものが「楽しい」に
元々は「ウエート嫌い。追い込むまでやったことがなかった」。本格的に取り組むきっかけは、昨季に左肩を痛めたことだった。「投げられないし、体幹してウエートするくらいしかできなかった」。最初は嫌々だったが、やればやるほど成果が出た。「今年、明らかに(球速が)上がっていた。数字に出てやる気になった。ウエートすれば平均球速は上がりそうだなって」。上げられる重量も増え、「楽しい」と思えるようになった。