ファイターズ
2024/12/24 20:10

《ハム番24時》12月24日

 

 上原が、悔しそうだった。22日にエスコンフィールドで行われた「みんなのXmas音楽祭 Supported by '47」で、道スポデジタル評論家の岩本勉氏と、ゆずの「栄光の架橋」を熱唱。観客を楽しませたが、長身左腕は「不完全燃焼です、マジで。ダメです、まだまだです。納得いっていないです。声が出なかったので」と顔をしかめた。

 原因には、「準備不足」を挙げた。オフは当然、野球の練習が最優先な上、ファンと交流できるイベントにも積極的に出席している。「歌の練習が全くできなかったです。おととい(21日)に網走でトークショーをやって、その日の夜に札幌に入って、さすがに練習しておかないとなと思って、カラオケを探しました。夜の11時ぐらいだったんですけど、30分だけでもと。2、3回歌って、すぐ寝ようと思って。ホテルがすすきのだったので、歩いて100メートル圏内に3つぐらいあったんですよ、カラオケが。これは後悔しないためにも行くしかないと思って行ったんですけど、1人カラオケが2時間待ち。土曜日の夜で、みんなわーわーぎゃーぎゃー、ちょうど飲み終わってカラオケに集まってくる時間だった。そこに1人で30分行けますか?って聞いたら、ちょっと今ダメです、みたいな。3つまわって全部ダメで、結局諦めて帰りました」。忘年会シーズンの混雑に阻まれ、ぶっつけ本番を余儀なくされたことで、本領発揮とはいかなかったようだ。

 歌の実力にも定評のある上原だがもちろん、本業は野球。こちらは問題なく、勝負の来季へ向け準備が進んでいるという。「行事が入っていた日以外は、全部練習にあてていました。何かの行事の日が休みがわりで、まるまる1日休みというのは12月、1回も、ほぼないですね。行事のための移動もできるだけその日のうちにして、次の日は絶対に練習できる状態にして過ごしています。2月、実戦がいつかは分からないですけど、2月1日に去年よりレベルアップした状態で入られるように。キャンプインして、ブルペンなり実戦が始まったときに、『えっ!』て驚いてもらえるぐらい、変化したい。今はそういう意識です」。2月の沖縄で、準備万端の上原を見るのが楽しみだ。

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