夏季スポーツ
2024/12/24 21:35

駒大苫小牧が3年ぶり初戦突破 PF荒川隼輝20得点3スティール【ウインターカップ男子】

攻守両面で存在感を見せた駒大苫小牧・荒川=撮影・小田岳史

■全国高校バスケットボール選手権 第2日(12月24日、東京体育館)
▽男子1回戦 駒大苫小牧70-50桐光学園

 手堅い試合運びで、3年ぶりの初戦突破! 高校総体16強の駒大苫小牧は神奈川王者・桐光学園を下し、3回戦に駒を進めた。Cオラヨリ・マーベラス・オルワトヨシ(2年)のリバウンドや、チーム全体の堅い守備でリズムを作ると、攻撃でもPF荒川隼輝(3年)が20得点3スティールを記録し、攻守両面で存在感を見せた。次戦は強豪・美濃加茂が相手となるが、ひるむことなく立ち向かい、ベスト16進出を目指す。

第1Q、2点シュートを決める駒大苫小牧・荒川

 

ディフェンス機能し得点につながる好循環

 持ち味のディフェンスが機能した。第1クオーター(Q)から身長203センチを誇るマーベラス(2年)が制空権を奪うと、チームでも多くのスティールを決めて得点につなげた。第1Qを13-8でリードすると、そのまま試合を優位に進めた。マーベラスのマークが厳しくなると、他の選手もどんどんゴール下に飛び込み、リバウンドを奪う。着実に点差を広げながら、反撃の芽を摘んだ。

 チームのトータルスティール数は相手の「6」を大きく上回る「11」を記録。個人の数字ではあるが、チームディフェンスが機能した証しだ。田島範人監督(49)も「みんなが協力して連動できた。まだ完璧じゃないですけど、だいぶイメージが出てきた」とうなずいた。個々の能力のみならず、チームディフェンス向上に目を向けた強化策が結実した。相手チームを映像で研究し、チーム全体で守備への意識を徹底した。

20得点の荒川に指揮官「あれぐらいできると思って…」

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