ファイターズ
2024/12/26 17:00

山本晃大 フォーム変更のきっかけは宮西&正義&金子コーチ 「正義さんと温泉に行って、車の中で…」

来季に向け、ガッツポーズを見せる山本晃=撮影・近藤裕介

勝負の3年目へ 手応え十分の新フォーム

 日本ハムの山本晃大投手(25)が勝負の育成3年目となる来季、腕を10センチ以上下げた新フォームで挑む。

 今季の終盤から改良に着手し、「自分の中では結構、リリース(ポイント)を下げて、それで空振りが取れるようになりました。球速もちょっと上がったんですよ。これ、良いんじゃないかなと思って、そのまま続けています。(10月の)フェニックス・リーグでも結構、つかめた感じがあったので」と手応えを感じ始めている。

進化を続ける大先輩の鉄腕から学ぶ

 シーズン中のフォーム改造にはリスクが伴った。それでも、3人の尊敬する先輩たちに背中を押され、挑戦を決意した。

 まず1人目は、今季プロ17年目にして見事な進化を遂げ、前人未踏の400ホールドを達成した宮西。関学大の先輩でもある鉄腕には公私ともにお世話になっており、リスクを恐れず変化していくことの大切さを学んだ。

1月、関学大の先輩でもある宮西(左)とともに自主トレを行った山本晃

 

あらためてリスペクト 「あれだけ結果を残している人ですら」

 「宮さん(宮西)が去年と今年、ファームに結構いて、誰よりも走っている姿を見て、あんなに結果を残した人が、あれだけ走っているのに、何も結果を出していない自分がやらないわけにはいかないと、いつも思っていました。今年の4、5月は、辞める(引退する)気でいたと(宮西)本人も言っていたじゃないですか。確かに4、5月は何かそんな気もするかもっていうのは後輩として感じていました。練習の中でも、妙に明るかったり、後輩ともすごいコミュニケーションを取っていて、吹っ切れている感じがあったので。なので、辞める気だったと後から聞いて、やっぱりそうだったんだと。今まであれだけ結果を残してきた人が、そうやって吹っ切れるのがすごい。今年でいえば、(新たに改良した)チャンジアップですよね。宮さん、ファームの試合なんて、ほとんどチェンジアップしか投げていなかったですから。だから、僕も変わらないといけない。あれだけ結果を残している人ですら、変わろうとしている。僕も何かを変えないといけないと、宮さんを見て思いました」

ブルペンで投球練習する山本晃

 

夏場に守護神と急接近 ハッとした一言

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