コンサドーレ
2025/01/01 05:00

【新春年男インタビュー前編】3度の降格知る宮澤裕樹がJ1復帰誓う「タフに戦わないと勝ち抜けない」

ミシャに恩返しするためにも1年でのJ1復帰に全力を尽くすことを誓ったMF宮澤=撮影・桜田史宏

巳年のバンディエラが自らの思い語る

 道新スポーツデジタルでは新春企画として、2025年に年男を迎える北海道コンサドーレ札幌MF宮澤裕樹(35)のインタビューを前後編でお届けする。前編は、1年でのJ1復帰を目指して戦う今季に懸ける意気込みや、昨季限りで退任したミハイロ・ペトロヴィッチ監督(67)と過ごした7年間を中心に語ってもらった。

2024年12月8日の最終戦セレモニー後、集合写真に収まるペトロヴィッチ監督(前列左から2人目)とMF宮澤(同左)ら

 

計7シーズン戦ってきたJ2リーグ

 「簡単なリーグではないことはもちろん分かっているし、タフなリーグなのは間違いない」。チーム、そして自身にとって、16年シーズン以来9年ぶりとなるJ2リーグ。この舞台では過去に計7シーズン、通算249試合を戦ってきた宮澤だけに、「戦術的にもそうだけど、環境を含めて一人一人がタフに戦わないと勝ち抜けない」と、決してひと筋縄ではいかないリーグであることは重々承知している。

2016年2月28日J2リーグ東京V戦、開幕戦に破れて肩を落とすMF宮澤(右から3人目)ら札幌イレブン

 

 24年の札幌はJ1で20チーム中19位に沈んでJ2降格という無念を味わった。「自分たちは力不足だった。終盤はチームとして盛り返したけど、この試合に勝てば自力で(残留)に持っていける試合で結果を出せなかったところにこのチームのもろさがあった」と振り返る。

 J2では身体面、精神面の双方でタフさが要求される。露呈したもろさを克服し、長丁場の戦いを勝ち抜く強さを身につけなければ、1年でのJ1復帰にはつながらないはずだ。

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