ファイターズ
2024/12/25 21:20

松本遼大が入団同期・伊藤と合同自主トレへ「メラメラしています」 帰省時は花巻東の大先輩の施設使用

エースから自主トレを誘われて笑顔を見せる松本遼=撮影・近藤裕介

来年1月にエスコンで実施

 日本ハムの松本遼大投手(22)が、1月にエスコンフィールドで入団同期の伊藤大海投手(27)と合同自主トレを行う。今オフに入ってから先輩右腕に「一緒にやるか?」と誘われ、「すごくうれしくて、びっくりしました。より一層、気持ちが入ったというか、大海さんの思いを無駄にしちゃいけない。 めちゃめちゃ楽しみです」と参加を決めた。

21年1月、新人合同自主トレで伊藤(右)と話す松本遼

 

エースに「僕で良いんですか?」

 今季最多勝と最高勝率のパ・リーグ2冠に輝いたエースと、育成選手のまま高卒4年間を終えた自身との差は痛いほど分かっている。だからこそ、誘いを受けた際には「僕で良いんですか?」と聞き返した。それでも伊藤の後輩を思う気持ちに触れ、「本当にうれしかったですね。毎年、鎌ケ谷か地元で一人でやっていることが多かったんですけど、どうしても結果が出ない4年間だったので、どこかで変えないといけないなと思っていた。そんな時に大海さんから『一緒にやるか』とお誘いをいただいた。ここまで結果を残してタイトルも獲っている方に、同期とはいえ一緒に練習させてもらうのは、うれしいことでもありますけど、やっぱり大海さんの来シーズンを邪魔しちゃいけないという気持ちもある。来年、僕も一緒に活躍できるように頑張らなきゃいけない。こうやって誘っていただいて、よりキャンプに向かう気持ちが強くなっていますし、メラメラしています」と、闘志を燃やしている。

鎌ケ谷で自主トレを行う松本遼

 

何でも吸収して伊藤を徹底マーク

 聞きたいことは、山ほどある。「変化球とかはもともと聞いていたんですけど、もっと深いところまで聞きたい。僕はけがが多かったのでケアのことであったり、見えない細かいトレーニングだったり。知らないことがまだまだたくさんあるので、何でも吸収したい。1軍でタイトルを獲った方と一緒にできるので、逐一ずっと見て、吸収できたらなと思います」と期間中は先輩右腕を〝徹底マーク〟するつもりだ。

2021年11月、練習後にポーズをとる伊藤(左)と松本遼

 

支配下に昇格してからの野望

 来季の目標は支配下昇格と1軍30試合登板。加えて、入団時から抱き続けている野望もある。「ドラフトの同期みんなで試合に出たいと、入団したときからずっと言っています。今は僕が一番遠いので、負けないように頑張りたいです」。伊藤や根本の後を受けてリリーフ登板し、捕手に古川、バックは細川、今川、五十幡が守る〝2020年ドラフト組〟での共闘を夢見ている。

高校の監督を介して大先輩のメジャーリーガーが手掛けた最先端施設を利用

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