コンサドーレ
2025/01/02 19:00

【新春年男インタビュー後編】J通算500試合出場のバンディエラ・宮澤裕樹「限られた時間の中で」

今年で人生の半分を札幌に捧げることとなるMF宮澤。1年でのJ1復帰に全力を尽くしていく=撮影・桜田史宏

後編は宮澤自身にフォーカス

 北海道コンサドーレ札幌MF宮澤裕樹(35)の新春年男インタビュー後編は、より宮澤個人に焦点を合わせる。

【新春年男インタビュー前編】3度の降格知る宮澤裕樹がJ1復帰誓う「タフに戦わないと勝ち抜けない」

 2025年は宮澤にとって36歳の年男イヤー。プロ入り後では13年に続く2度目の年男を、再び札幌の選手として迎えることとなった。前回の24歳の頃には、ここまで現役を続けていることを想像できていなかったという。「でも逆に辞める想像もしていなかった。目の前にあることを積み上げてきているという感じなので」と、08年5月3日のJ1京都戦(西京極)でのプロデビュー以来、必死にその〝目の前〟の戦いで奮闘を続けてきた。

2008年5月3日京都戦、J1公式戦初出場となったFW宮澤がヘディングシュートを放つ​​​​​​

 

生え抜きで初のJ通算500試合出場

 昨年12月8日のホーム柏戦では生え抜きの札幌在籍選手として史上初となるJリーグ通算500試合出場を達成した。「想像していなかった。いろいろな方々と出会って、ここまで積み上げられてきたと思う。500試合できたことは誇らしいことだし感謝したいです」と、これまでの指導者、スタッフ、一緒に戦った選手たちのおかげだという。

2024年12月8日柏戦でJリーグ通算500試合出場を果たしたMF宮澤(中央右)

 

同年代の選手たちは年々減少

 同1日のアウェー広島戦終了後には〝ワン・クラブ・マン〟として、21年間に渡って広島ひと筋でプレーしてきたMF青山敏弘(38)の現役引退セレモニーが行われ、宮澤もその光景を眺めていた。「同年代も契約満了だったり、引退する選手も増えてきている。一年一年を大事にしたいという思いは強い」。

今年で人生の半分ほどを過ごす札幌 体力の衰えは戦術眼でカバー

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