夏季スポーツ
駒大苫小牧 難敵・美濃加茂に敗れる 全国8強の夢は後輩に託す【ウインターカップ男子】
■全国高校バスケットボール選手権 第3日(12月25日、東京体育館)
▽男子2回戦 駒大苫小牧52-74美濃加茂
分厚い壁をぶち破れなかった。高校総体16強の駒大苫小牧は、同大会準優勝の美濃加茂に力負けした。内からも外からも多彩な攻撃を見せる美濃加茂相手に、持ち前の守備を発揮できなかった。全国ベスト8という目標は来年に持ち越しになった。
「受け身になって、らしさがなかった」
攻守において完敗だった。2桁得点を記録した選手が駒大苫小牧には1人もおらず、対する美濃加茂は4選手がマーク。3点シュート数も駒大苫小牧の2本に対して、美濃加茂は9本と大きく水をあけられた。SF阿部日向大主将(3年)は「受け身になってしまって、駒大苫小牧らしさがなかった」と試合の入りを悔やんだ。
マーベラスがムハマドに苦戦
ゴール下の戦いでも遅れを取った。203センチのCオラヨリ・マーベラス・オルワトヨシ(2年)を擁する駒大苫小牧だが、マッチアップした美濃加茂のCアブドラ・ムハマド(2年)に苦戦した。特にオフェンスリバウンドがマーベラスの1本に対し、ムハマドが6本と、美濃加茂は何度もセカンドチャンスにつなげていった。インサイドからもアウトサイドからもなすすべがなく、点差は時間が経過するほど開いていった。17-27の10点ビハインドで突入した第3クオーター(Q)は、連続11得点を許し、反撃の流れを生み出せなかった。