エスコンでファン参加の大掃除イベント 自主トレ中の今川優馬も「本当に感謝の気持ちしかない」
今季も数々の名シーンが生まれた激闘の舞台
日本ハムの本拠地・エスコンフィールド北海道で26日、大掃除イベントが行われた。
約150人のファンと、前沢賢・事業統括本部長ら球団スタッフも参加し、シーズン中に使用したブルペンや、外野のラバーフェンスの拭き掃除を行った。
きっかけは「Fビレッジおじさん」
初開催となったイベントは、ファンの投稿がきっかけだった。
Fビレッジ公式目安箱ことX(旧ツイッター)のアカウント「Fビレッジおじさん」に要望があり、球団内で実施を検討。北海道神宮の年末恒例行事「すす払い」と同日に実現した。
選手を代表し今川がファンに感謝の意
午後2時すぎ、自主トレのため、グラウンドに出てきた今川は、いつもと違う光景に「すごいっすね。ボランティアの方が、こんなに人が集まるんですか? びっくりですね」と目をパチクリさせた。
「選手を代表して、いつもファンの皆さんにはたくさんご声援いただいて、力をもらっています。僕らのエスコンフィールドをきれいにしていただいて、本当に感謝の気持ちしかないです。この場をお借りして、お礼申し上げます」と頭を下げた。
まさかの二刀流挑戦!? ブルペンで投球練習
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掃除終了後には、ピカピカになったブルペンへ。ファンの前で投球練習を行い、「めっちゃキレイになっていました。砂ぼこりとか付いていたんですけど、キレイな方がやりやすいですね。ピッチャーじゃないですけど(笑)」
投打二刀流に挑戦と思いきや…。「球速アップというか、スローイングにつなげるために定期的にブルペンには入れるようにしています」と意図を明かした。
もともとはピッチャー 高校で〝降板〟
今年の夏、球速が132キロだったことにショックを受け、「150キロを目指そう」と発奮。秋には141キロまで伸びたという。
実は中学までポジションは投手。東海大四高(現東海大札幌高)でも続けるつもりだったが「そうそうたるメンバーがいて…。最初ピッチャーやりたい人が、手を挙げる時間があったんですよ。ビビって手を挙げられなくて、そこから野手の道に。本当はやりたかったです。ピッチャーの未練を外野のスローイングに」。秘めた思いを語った。
大学時代にはマーリンズの本拠地で登板も
大舞台での登板経験もある。大学4年時の2018年には、アマチュアホームランダービー「パワーショーケース」に出場。昨春に行われたWBC決勝の舞台、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークのマウンドで投げた。
「最初センターとか守っていて、途中で人数が足りないのでセカンドを守ったり。最後、ピッチャーやっていたやつが、肩が痛いから、今川、ピッチャーいけるかと言われて。オフコースとマウンド行きました。アメリカの代表相手に1イニング、真っすぐ一本で抑えました」
米大リーグ、大谷翔平より先にローンデポ・パークで二刀流として躍動!? ブルペンでの投球練習の話から派生して、驚きのエピソードを披露していた。