ファイターズ
2024/12/27 15:35

阪口楽 同学年の活躍に本音「死ぬほど悔しかった」 来季こそプロ初本塁打だ!

室内練習場で汗を流した阪口=撮影・近藤裕介

今季躍動の投手陣から刺激 「来年は僕がいきます」

 高卒3年目の日本ハム・阪口楽内野手(21)が、今年ブレークした同学年投手たちにライバル心を燃やしている。

 「そろそろ03(2003年度生まれ)世代、野手が(1軍の試合に)出ないとね。ピッチャーしか出ていないので。来年は、僕がいきます。03世代の野手、1人目のブレークは僕がいきます!」と力強く宣言した。

福島に柳川に達、畔柳、松浦と続々アピール

 今季は〝03世代〟の投手たちが躍動した。

 開幕前に支配下昇格を果たした福島が、12試合に先発し2勝を挙げれば、同じく5月に2桁背番号を勝ち取った柳川は、抑えを経験し8セーブをマーク。ドラ1の達も10月に先発でプロ初勝利を挙げ、畔柳、松浦はそれぞれ5試合に登板した。

〝03世代〟の野手は出番なし

 一方で、野手組は1人も1軍の舞台に立てなかった。

 阪口は同期の投手たちと差をつけられた1年を振り返り「ポジションは違いますけど、死ぬほど悔しかったですよ。すごいですよね、ピッチャー陣は。悔しいというか、いいなーって。『(自分は)何してんやろ…』みたいな感じでした」と本音をこぼした。

悔しい気持ちを力に変えて

 もちろん、同学年が投げる試合は見る。心から応援し、活躍すればうれしい。しかし、複雑な感情がこみ上げてくる。

 「そりゃ、応援はしますよ。けど、もどかしいというか、悔しいというか」。心のモヤモヤは、結果で晴らすしかない。「その悔しい気持ちがなかったら(プロ野球選手として)終わりだと思う。いいなーと思いながら、でもやることをやろうと。目先のことには影響されないように、と自分に言い聞かせてやっています」。他人と比べ、落ち込みそうになる気持ちを必死に抑え込んで、自分自身に焦点を当て続けてきた。

着実に成長 2軍で101試合に出場し11本塁打

 今季、2軍では101試合に出場し、キャリアハイを大きく更新する11本塁打をマークした。

 「長打力が求められていると思うので、そこの本数が増えたのは良かったかなと思います」と一定の手応えを感じている。

稲葉2軍監督のアドバイスを支えに

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