【アイツらのことならオレに聞け!】生田目翼が語る~1994年度組
日本ハム選手が同学年のチームメートを紹介する連載企画『アイツらのことならオレに聞け!』。2シーズン目の第4回は、全員が30歳で開幕を迎える1994年度生まれ世代をチョイス。今回の紹介役は、昨季1軍完走を果たし、コメントの面白さにも定評のある生田目翼投手(29)が担う。個性豊かな仲間たちは、右腕の目にどう映るのか―。 早速、聞いていこう。
2024年11月、ファンフェス終了後、恒例の集合写真を撮る(左から)石井、田中、生田目、斎藤、池田
『ピン』or『ピンさん』or『いしいくん』…石井一成内野手

「ピンはねー、なんだろう。高校の時から、練習試合していたんですよ(生田目は茨城・水戸工、石井は栃木・作新学院)。その時から知っていて、大学の決勝戦もやった(2015年の全日本大学野球選手権決勝。石井の早大が生田目の流通経済大を下し優勝)。だから、なんとなくこっちは勝手にプロ入り前から知っていました。ピン、しっかりしてそうに見えるでしょ? 意外に抜けています。それこそ、(去年の)12月に同級生会があって、あいつダブルブッキングしていたんですよ。先にこっちが同級生会入れていたのに、あとから『予定入ったから、ごめん』って。『は?』ってなりました(笑)。あいつが仕切って、あいつが店を取ったのに、ばっくれやがって。そういうところが意外と抜けているんですよ。キャンセルできない用事を入れてしまったりね。良いところ? いや、全然ないでしょ(笑)。あの人はもう、こび売りだから。先輩に、こび売ってタダ飯食っているだけ。そのイメージしかない。あ、でも俺も加藤(貴)さんにずっと、こび売ってたわ(笑)。ここまで言えるのは、関係性が良いからです。地元も近いしね」
『いけだ』or『いけちゃん』…池田隆英投手
2024年2月、名護キャンプで談笑する生田目(左)と池田
「池田はね、大学の時は同じリーグでしたけど、プロ入り前は一回もしゃべったことない。でも去年、俺が1軍にいられたから、めちゃくちゃ絡みあったし、一緒に結構、行動したし、仲良くなれた気がした。あいつは、金のことしか考えていない(笑)。でも現実的です。もちろん金は大事だし、いろいろ頭が良い。考え方とかも、話を聞いていて、頭良いなって思いました。あと、飲み会の時はすげー強い酒ばっかり飲んでる。日本酒の熱かんとか、ウイスキーとか。ついていけない、あれは」
『せいぎ』…田中正義投手
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
2024年10月、CSファイナルステージの試合前、リラックスした表情を見せる田中(左)と生田目
「正義は、真面目そうに見えるやん? 全然! あれは表だけ。裏で僕と一緒にいると、あいつ結構、ふざけますよ。あいつは意外と、めっちゃおもろいよ。しゃべっていて楽しい。でも、こっちが意味分からん発言をすると追及してくるから、それはうざい(笑)。別に意味ないからっていうやつなのに、『え? どういうこと』とか言ってくる。会話の流れで言っただけだからって。もうええって、そこにいちいち引っかからなくていいって、ってことが結構あります。正義は、それこそ去年1年間ずっとキャッチボールを一緒にやっていた。あいつが一回、抹消されて裏切ったけど。2人で1年間キャッチボールやろうぜってあいつから言ってきたのに、あいつが裏切った。今年も、もう沖縄でキャッチボールやろうって話はしてます。正義、俺のこと好きなんじゃない? 知らんけど。あとは、前に宮さん(宮西)主催の投手会みたいなのが、すすきのであったんですけど、あいつ時間になっても全然、店に来なくて。僕が店の前に出て『今どこにいるの?』って聞いたら、ラウワン(ラウンドワン)にいるって。店、目の前だったんですよ。『え?どこ?店分からん」ってずっと迷ってて。あいつ結構、方向音痴です。好きやけど、おもろいから」
『ゆきや』or『さいとう』…斎藤友貴哉投手
2024年12月のFフェスで、今シーズンの抑え投手に指名され、あいさつする斎藤
「あれ、もう同学年終わりでしょ? さいとう? あいつはいいよ、もう(笑)。みんな、見てて分かるでしょ? どう見ても、天然に見せて、つくってるやん。自分が目立ちたい感じするでしょ? ファンの人にはまだバレてないかな。分かってないね。あれは策士なんで、気を付けた方がいいです。人と同じことができないから、人と違うことやれば良いと思っている。飲み会では、めちゃくちゃ目立ちたがり。中心人物ぶりたがって、ガンガン話に入ってくるんですけど、正義が『おまえ、あんまり出しゃばんな』みたいに突っ込む(笑)。ピンも結構、ツッコミで、みんなで友貴哉を刺しにいっている。一緒にいると分かるのは、あいつ、2人だとめっちゃちゃんと会話できるんですよ。でももし3人になって、例えば俺と正義と友貴哉でいるとしたら、絶対ちゃんとした会話をしない。それにムカついて、僕はたまに無視します(笑)。ちゃんと会話できるくせに、しないから。それが面白いと思っているんですよ。腹立ちますね。意外に頭良いので、わざと天然をつくっています」