エスコンで初のBリーグ開催 大のF党・レバンガPG島谷主将「テンション上がる」
前日練習でコートの感触確かめた
B1レバンガ北海道が歴史的ゲームを勝利で飾る。28日と29日の両日、北広島のエスコンフィールド北海道でBリーグとして初めて野球場で公式戦を開催する。試合前日の27日には、両クラブの選手が初めて会場で練習を行い、感触を確かめた。釧路出身のPG島谷怜(24)は、Bリーグ過去最多動員記録が確実なゲームで、連敗脱出と節目の今季10勝目で花を添えることを誓った。
何から何までいつものコートとは違う雰囲気の中、島谷ら選手は時間が許す限り、雰囲気を確かめた。「想像以上に素晴らしすぎて、すごく明日の試合も楽しみ。今日の練習も楽しかった」と興奮気味。25日の練習公開の際には、きたえーると比べものにならない程高い天井や、ゴール板後方の距離感を少し心配していたが「コートコンディションが、いつもより滑るのかな、と思った。そこでボールのハンドリングや、フットワークの部分もそうですけど、シュートのところよりは僕はそっち(滑ること)が少し気になったので、気を付けないといけないのかも」。万全の対策を練って、本番を迎える。
島谷、寺園ら東海ラインが大集結
東海大祭りだ。島谷は東海大四中→東海大札幌高→東海大の〝純血種〟。PG寺園脩斗(30)も東海大、SG/SF関野剛平(30)も東海大四高→東海大の出身だ。対する三河には、島谷と全く同じく中高大と東海育ちで、日本代表でもプレー経験のある、道産子のSG/SF須田侑太郎(32)を始め、東海系列出身の6人がロースターに名を連ねる。当日は島谷の後輩ら、多くの関係者が来場する予定だ。
この日はビジターロッカーが割り当てられた。「すごいっすね。シンプルに空間も広くて。野球は人数が多いと思うんですけど、僕たちの人数で使うのは、ちょっとぜいたくかな」。試合後には、普段提供される札幌保健医療大の弁当ではなく、日本ハムの選手と同様のケータリングサービスが準備されているという。至れり尽くせりの環境に「テンションも上がりますし、明日の試合に向けていい準備ができれば」と、試合を戦う選手たちも楽しみにしている。