サッカー全般
2024/12/29 20:50

札幌大谷が史上3番目に多い14人ずつのPK戦を制し9年ぶり1回戦突破【全国高校サッカー選手権】

14人ずつが蹴ったPK戦の死闘を制し、GK高路地のもとへ駆け出す札幌大谷イレブン=撮影・中川明紀

全国高校サッカー選手権 第2日(12月29日、千葉県立柏の葉公園総合競技場ほか)
▽1回戦 札幌大谷1-1(PK12-11)寒川(香川)

 4年ぶり4度目の出場となった札幌大谷が、大会史上3番目に多い14人ずつのPK戦を制して9年ぶりの1勝を挙げた。先攻の札幌大谷は11-11で迎えた14人目のキッカーが成功すると、GK高路地琉葦(3年)が相手に揺さぶりをかけてキック失敗を誘発させた。31日の2回戦では、初の3回戦進出と年越しの試合を懸け、今季のプレミアリーグ王者・大津(熊本)と対戦する。

後半、好セーブを見せる札幌大谷GK高路地(右)

 

守護神・高路地は公式戦PK4戦4勝

 寒川の14人目キッカー・広畑のシュートが左ポストを直撃して枠外へ飛んでいくと、寒風を吹き飛ばす歓喜がピッチに広がった。公式戦のPK戦では4戦4勝と不敗神話を継続させた守護神・高路地は「素直に嬉しいです。インターハイの時とはまた違う雰囲気で、体が震え上がるのを感じました。最後の選手権っていうのがあって、ちょっと自分でも独特の雰囲気を感じてしまって、いつも通りのパフォーマンスが出せなかった。本当はもっと早く決めたかった。寒川のキッカーもみんなうまかったので、最後ちょっと左右に揺さぶって、結果的に勝利することができた。今日は反省して、切り替えて大津戦に臨める」と、大みそかの大一番を見据えた。

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