ファイターズ
栗山英樹CBO 新年の誓い「勝ち切って、北海道中に喜んでもらえるように」
栗山天満宮で恒例の太鼓叩き
日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(63、CBO)が、31日から元旦にかけて栗山町の栗山天満宮を参拝した。
球団運営とチーム編成の重要な役割を担うリーダーは、年明けの瞬間に力強く和太鼓を打ち鳴らし、9年ぶりとなるリーグ優勝への決意を語った。
北の名将 道民の喜ぶ顔が見たい
2016年にチームを日本一へ導き、2023年には日本代表・侍ジャパンを率いて世界一奪還に成功。球界をけん引する北の知将は、新年も精力的に動き回り、チームの発展に貢献する。
「ある意味で裏方に回って人のために尽くす。選手やスタッフ、監督、コーチ、ファンの皆さんが1人でも多く『本当に良かった』っていう表情を見せてくれることが僕の幸せ。必ず皆さんに喜んでもらえるようなバックアップをしていきたい」
〝勝利〟という結果を追い求める2025年シーズン
上位躍進を果たした2024年を土台に、チームをより強固にする。見据える先にあるのは日本の頂点だ。
「新庄監督を含めて、全員で大きく前に進んでくれた。2025年はこの流れをハッキリした形にしたい。チームが強くなって成長していくことも大事だけど、やっぱり勝ち切らないと。北海道中に喜んでもらえるように、自分の役割を果たしたい」
地元の期待を背に 「栗山町、良いですよ」
新年を迎える直前には、地元有志が開いた開運祈願祭に参加。氷点下10度を下回る極寒の地で、町民たちの温かさに触れた。
「寒いのは大変だけど、身が引き締まるのは良いことですね。もう四半世紀…25年間、毎年ここからスタートして、良いことがたくさんあった。栗山町、良いですよ。自然から教わることもいっぱいあって、本当に故郷だと思ってます」
北の大地の凜(りん)とした空気が、情熱をかき立ててくれる。CBOは全てのエネルギーを野球に注ぎ、新たな歴史を切り開く。