夏季スポーツ
2025/01/05 22:40

初出場の旭川志峯は〝春高の圧力〟に戸惑い 八王子実践にストレート負け【春高バレー女子】

第2セット、旭川志峯の戸村主将(1番)や山保(3番)が相手のフェイントでかわされて得点を奪われる=撮影・中川明紀

■全日本バレーボール高校選手権 第1日(1月5日、東京体育館)
▽女子1回戦 旭川志峯0-2八王子実践(東京)

独特の雰囲気を体感してリズム狂う

 春高の魔物に呑まれた―。初出場となった旭川志峯は名門・八王子実践の前に0-2で屈した。相手の大応援団のみならず、3階席まで客席が埋まる東京体育館の独特の雰囲気に慣れる前に勝負が決してしまった。普段とは違った環境で実力を発揮する難しさを目の当たりにし、福田まどか監督(47)は「対策もしてきたし、本当にいける準備はしてきたんですけど」と肩を落とした。

 4コート同時に試合が行われる会場は、大きな歓声が常に鳴り響く。そんな波に呑まれると、抜け出すのは難しい。この日だけではなく、東京に遠征して調整を進めることも初めての経験だった。普段の移動はバスのみだったが、電車を乗り継ぐことも一苦労だ。知らず知らずのうちに心身の疲労が蓄積していたのかもしれない。

春高経験者の指揮官が準備してきたが環境の変化で午前中の練習もミス連発

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