夏季スポーツ
2025/01/06 20:00

全国トップクラス味わった札幌大谷 新チームでベスト8入り目指す【春高バレー男子】

第1セット、スパイクを決める札幌大谷・遠山(左から2人目)。右から3人目(16番)はセッターの三谷=撮影・中川明紀

■全日本バレーボール高校選手権 第2日(1月6日、東京体育館)
▽男子2回戦 札幌大谷0-2駿台学園(東京)

2年・遠山と1年・三谷が存在感

 次なる目標はベスト8―。今大会は昨夏の高校総体王者の駿台学園に、高校総体では準優勝の東福岡にそれぞれ敗れた札幌大谷だが、全国舞台で戦った強豪との勝負は貴重な経験となった。駿台学園との試合で高い決定率を誇ったアウトサイドヒッター(OH)の遠山吹輝(2年)と、1年生セッター(Se)として存在感を示した三谷南々斗が、新チームの中心となって、来年は8強進出を目指す。

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第2セット、札幌大谷・遠山(左)にトスを上げるセッターの三谷

 

世代NO.1スパイカー擁する相手に奮闘

 まさに生きる教材だった。春高では、高校総体、東京選抜の主体として出場した秋の国民スポーツ大会との高校〝3冠〟、そして大会3連覇を狙う駿台学園と相まみえた。相手の197センチを誇るOH川野琢磨主将(3年)は、卒業後にSVリーグの東京グレートベアーズに強化育成指定選手として入団することが発表されている世代ナンバーワンのスパイカーだ。184センチの三谷が「自分のブロックの上から打ってきていた」と話すほど、一段上から打ち込まれるスパイクは強烈なものだった。

マークされるWエースの横で伸び伸び

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