ファイターズ
2025/01/06 18:50

【一問一答】福谷浩司 驚いたファイターズからのオファー 背番号は即決で41

会見後、フォトセッションに応じる福谷=撮影・村本典之

 中日からFA権を行使して日本ハムに移籍した福谷浩司投手(33)の入団会見が6日、エスコンフィールド北海道で行われた。ファイターズ入りの決め手となった対話や、背番号41を選択した理由などを明かした。契約は2年総額9000万円プラス出来高払い(金額は推定)。会見の一問一答と栗山英樹CBO(63)のコメントは以下の通り。

―ファイターズ入団が決まった。今の気持ちは
「ドラゴンズに入団したのが12年前でしたけど、その時とはまた違った緊張感で。すがすがしいですけど、どこか不安で、懐かしい気持ちもあります」

―複数球団からオファーがあった中でファイターズを選んだ理由は
「一番の理由は、理解できなかったというところです。最初にオファーをいただいた時も『どうして?』と自分自身、正直、思ってしまったところがありました。その後、交渉する中でもいろんな熱い思いを受けたのですが、まだまだ分からない。それは将来的に自分がどうなるんだろうということも含めて。それを一緒に考えてくださる、一緒につくってくださる。そこが怖さでもあり、楽しみでもある。その思いが一番、強かったので、ファイターズに入団することにしました」

―理解できなかったから決めたと。その点をもう少し詳しく
「自分で理解できることって、自分の世界の中でしかない。周りの人に評価してもらったり、自分のことをあらためて『君はこういう選手だ』と言っていただくことで、そういう見方なのかと。今まで言われたことがないようなことも含めて、言っていただいた。それがうれしかったのもあるし、それを目指すことでどういう世界が見えるんだろうと思って。分からないが、すごいうれしかった」

―誰かのアドバイスを受けたか
「近年、ドラゴンズに在籍しながら、オフは海外に行ったり、トレーニングしたり、プレーしたりということで。何かしら自分のチャレンジになることをやりながら、いろんな方と交流してきて。今回はチームを移籍することでより大きなチャレンジとして捉えています。選手はもちろん、監督、スタッフの方、球団、企業の方も含め、いろんな方と交流させていただいて、自分がまた成長できたらなと思います」

―郡司らドラゴンズから移籍してきた選手がいる。何か助言はあったか
「アドバイスは、ほぼなかったですね。『一緒にできるのを楽しみにしています』と山本(拓)も郡司も言ってくれていますし。ただ、そこからまだ会えていないので、会うのが楽しみです」

―先発、中継ぎなどの希望は
「全くございません。求めていただくということが、本当にうれしいなと思います。そこで、死ぬ気で腕を振る。死ぬ気で頭を使って考える。そういったスタイルでやっていきたいと思います」

―郡司が専属捕手に立候補すると
「彼と組んだ試合は今でも覚えていますし。そこはアリエル(マルティネス)も一緒でお世話になっていますけど。いろんな方、(伏見)寅威を含めて、みんなと組んでみたいし、皆さん、素晴らしいキャッチャーなので、全員、楽しみです」

―ファンに見てもらいところは
「いまだに自分のセールスポイントが何か分からないですけど、自分らしくやって、評価していただいて。そこは自分に自信を持って自分らしく突き詰めるところは突き詰めて、元気よくプレーしたいと思うので。そういうところをまず見て、名前を覚えていただけたらうれしいです」

―ファンへメッセージを
「少しでも早く名前と顔を覚えてもらうことが大事だと思います。人間味も含めて覚えていただいて、一緒に応援するというか、一緒に戦いたいという方を増やしたい。頑張っていきますので、よろしくお願いします」

―移籍交渉で、言われたことがないことを言われたと。どんなことを言われたか
「事前交渉の場で福谷はこんなものじゃないという話をしていただいた。そこで示されたデータがあり、こういうことをやったらどうだと。アクションプランの一つでしたけど、それも自分の中にはうっすらあったんですけど、できなかった部分。それを全力で応援してくださる、というのが大きくて」

―ファイターズならできるのではないか、という想像が膨らんだのか
「そうですね。それができない理由として、過去の成功失敗の経験が時にはいい気持ちになったり、足かせになることもあったりして。それをどうやって生かして、自分をより良くしていくために、と考えた時に、具体的には申し上げられないんですけど、とても魅力的に感じました」

―エスコンの大型ビジョンに歓迎メッセージが映し出された
「ビジョンもそう、音楽もそうですし、すごくうれしい。すっきりしました」

―移籍は悩んだか
「すごく悩みました。本当に。自分だけのことではなく、家族のこと、チームメートや周りのお世話になった人も含めて、悩んで出した決断なので。これが良かったと言えるか、まだ分からないですけど、必ずそうなると信じています。これからお世話になる人も増える。そういった人たちにまた(恩を)返せるように毎日、必死に過ごしたいと思います」

―ファイターズからのオファーは驚きが大きかったか
「僕個人としては大きかったですね」

―その理由は

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