【一問一答】育成2位の道産子ルーキー・渋谷純希 「負けたくない気持ちも湧いてきました」
■新人合同自主トレ(1月8日、鎌ケ谷)
日本ハムの新人合同自主トレが8日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設でスタート。新入団8選手が汗を流した。育成ドラフト2位の道産子ルーキー・渋谷純希投手(18)=帯広農業高=が初日の練習を終えて報道陣の取材に対応した。一問一答は以下の通り。
―初日、体を動かしてみて
「北海道と違って暖かく住みやすくて、すぐ汗が出たりとか。今までになかったんで、本当に楽しく動かせています」
―表情を見ていると、ちょっと緊張はしてたのかと
「今は特に緊張なく、リラックスして生活もできてます」
―やはり高校の時とは練習内容は違ったか
「今はあまりけがをしない(ように)ということなので、ハードなことはやってないんですけど、やっぱり徐々にハードルも上がってくると思うんで、本当にけがをしないようにやっていきたいと思います」
―青色のグラブを使用。意図は
「もともと青色が好きってこともあったんですけど、ファイターズさんのイメージカラーが青で、自分が思い付いたので、青にしました」
―刺しゅうは
「入れたと思ったんですけど、入ってなくて。また来年で」
―同期の選手と初めて一緒に練習した
「やっぱりみんなレベルが高くて。軽いキャッチボールだったんですけど、球も強くて、負けてられないという気持ちが湧いてきました」
―高校生がたくさんいるが、ほかの選手に負けない強みは
「強みはやっぱり体力面ですね。北海道では雪が降ってる中でも、走るメニューとか、しっかり体力を付けるメニューがあったので。そこは負けないと思います」
―初日の練習が終わってホッとしているか
「きのうも、おとといもちょっと自主練みたいのをさせてもらって、それで練習のイメージもできてました。気持ちの面としてもリラックスしてできたので、今後ももっとリラックスしてやっていきたいと思います」
―プロとしての実感は湧いてきたか
「徐々に湧いてきていて。責任感をもっと強く持っていきたいと思ってます」
―アピールしていきたいところは
「真っすぐが自分なりの武器と思ってるんで。良い真っすぐを、ほかの選手にも見てもらって評価してほしいところです」
―寮生活は
「洗濯とかご飯とかも、初めてではないんで。遠征とかでもいろいろ経験させてもらってたんで、だいたいは分かってたんですけど、やっぱりまだ慣れてなくて戸惑うこともあります。周りの選手もほぼ同じって言ってたので、同じく助け合いながらやっていきたいです」
―寮の気に入った点は
「部屋がまあまあ広くて快適です」
―寮の近くで行ってみたいところは
「あんまり調べてなくて。駅周辺にいろいろ買い物とか行ってたんですけど、あんまり見たことないお店しかないので、いろいろ行ってみたいですね」
―帯広にはなくて、こっち(関東)にあるものは
「自分の地元の帯広ではないものがあって。野球のお店に行きました。野球専門店みたいな。そこに行った時にグローブの数とか本当に見たことないぐらいあって、そこはびっくりしました」
―刺しゅうは何と入れる予定だったか
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「高校時代からずっと自分の名前を入れてたので、そのまま継続して入れておこうと思っていました」
―届いたグローブに入ってなかった
「入れたと思ったんですけど、自分のミスで入ってなかった」
―気にせずいく感じ
「そうですね」
―千葉の牛乳はどうか
「寮の牛乳は北海道牛乳だったので」
―浦幌の牛乳か
「いや、北海道の牛乳があったので」
―特別に用意されていたのか
「普通に飲み物が置いてる冷蔵庫みたいなのがあって、その中に牛乳もいろいろ入っていて。北海道産の牛乳があって、それは毎日飲んでます」
―それがあると、だいぶ落ち着く
「いつも通りって感じですね」
―味の方はどうか
「とても濃くて。おいしいですね」
―1リットルくらい飲む
「今、体重を結構、増やしていたので。減量して体のスピード面を気にしてたんで、ご飯の量も制限したりとかしてますね」
―帯広農業高はプロテインを作っている
「きな粉を育てていた場所があるので。そこで収穫して、加工してきな粉にして。牛乳も酪農家の方々が牛から取ったやつで飲んでます」
―作ったプロテインは持って来ているか
「今、送ってもらってると思うので。寮の方にもプロテインがあるんで、それは飲ませていただいてます」
―きな粉味のプロテインか
「帯広農業のプロテインで、今は収穫の時期ではないんですけど、時期だったら、きな粉の量も多い。今はほかのメーカーさんのプロテインを飲ませていただいてる。自分的に本当にきな粉は、おいしいのでオススメですね」
―市販のプロテインを飲みながら、帯農のものも
「そうですね、ミックスで」
―何で割っているか
「いつも牛乳で」
―帯広のものか
「はい、送ってもらっているので」
―牛乳コップ1杯にきな粉は大さじでどれくらい
「大さじ3.5とかですね」
―それがあればもう安心
「いつも通りの感じに戻ってきてるので、落ち着きますね」
―体重を絞るというのはチームに言われて
「いや、特に。自分自身の体がやっぱり今、重たくて。投げる時の平行移動も遅くて、体のキレがない状態なので。ちょっと体重を落として、それを筋肉に変えて少しスピードも付けて平行移動を速くしたいと思ってます」
―今の体重とベスト体重は
「きのうの夜に測って88.7(キロ)とかだったので、86キロくらいに落としていきたいと思ってます」
―意図的に増やした
「いや、もともと少なかった方なんですけど、行く前にもっと食べて大きくしようと思ったんですけど、思った以上に増えすぎて」
―食べる前は何キロくらい
「91あったかないかで、しばらくして88~89に」
―高校時代は
「84キロとか85キロとかでした」
―どんな物を食べた
「いつも通りの食事ですね。やっぱりずっと食べ続けたら増えてましたね」
―印象に残った練習メニューは
「自分の高校はウエート前にアップのストレッチがなくて。きょう、ウエートをさせてもらって、その前のストレッチが結構あって、初めてやらせてもらったんで、そこは印象的でした」
―フォームの確認など指摘されたことは
「自分がやってたフォームに違った部分があったので、そこは指摘してもらったので改善していきたいと思います」
―同期の選手とも仲が良い印象
「いつも一緒にいるのが清水くんと柴田くん。いつも3人で、お風呂も一緒に入る」
―どうして仲良くなった
「気付いたら仲良くなってました」
―清水とキャッチボールしていたが、ボール受けてみてどうか
「きのうも一緒にさせてもらって、やっぱり球の重さと速さが違ってびっくりしたんですけど、負けたくない気持ちも湧いてきました」
―背ももうちょっと伸ばしたいという話があった。同期で大きい子がいる
「負けたくはないんで、はい」
―6歳ぐらいからファイターズファンとのこと。ようやくファイターズ選手として野球をやった。今の思いは
「テレビで見てた人が普通にいたりとか、本当に今まで考えられてなかったことが起きたので、そこは本当にうれしい気持ちがある。でも1軍に行くためのライバルなので、自分自身に厳しくやっていきたいと思ってます」
―同学年の選手とは野球の話もするか
「はい、高校時代の試合の話とかいろいろします」
―技術的に教え合うとか
「ありますね」
―例えば
「きのうはウエートを3人でさせてもらって、やったことない機械もたくさんあって、教えてくれたりとか」