コンサドーレ
荒野拓馬が新シーズンへ決意表明「圧倒的な強さでJ1へ…」 オフの冒険話も披露
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■1月8日、沖縄・金武町陸上競技場
北海道コンサドーレ札幌が8日、沖縄・金武町で1次キャンプをスタートした。昨季キャプテンを務めたMF荒野拓馬(31)は、最短でのJ1昇格へ向けて気合十分。背番号27は今季も、リーダー役として力強くクラブをけん引する。
初日を終えて充実の表情
午前、午後の2部練習を終えた荒野の表情は、充実感に満ちていた。岩政監督の下で始まった新シーズンに「攻撃的なサッカー。これから戦術やミーティングも増えてより理解が深まる。去年までのミシャさんのサッカーに進化を与えてくれると思います」と、高揚感を覚えた。
9年ぶりのJ2舞台。決して簡単ではない戦いを承知の上で、強気な姿勢を貫いてみせる。
「どこもレベルが上がっていて抜け出すのは難しい。それでも1年で抜けないと、ズルズル数年いることになると思う。去年はJ1で戦っていて、選手も半分以上残っている。意地を見せて圧倒的な強さでJ1に行きたい」
道産子MF高嶺の復帰
心強い味方の存在が、大きな刺激になる。同じアカデミー出身のMF高嶺が、ベルギー1部から札幌へ復帰。状況次第でライバルにもなり得るが、切磋琢磨できる相手がいる環境をプラスに捉えている。
「(高嶺)朋樹が帰ってきたことが素直にうれしい。彼もコンサドーレで育って、チームを救いたい気持ちが強かったと思う。同じポジションなので良い競争になる」。競争原理が働けば、チームの層は自然と厚くなる。道産子たちの躍動がクラブ浮沈の鍵を握る。