【一問一答】ドラフト2位ルーキー藤田琉生 ほかの選手の動画は見ないその理由は…
■新人合同自主トレ(1月9日、鎌ケ谷)
2日目を迎えた日本ハムの新人合同自主トレが千葉・鎌ケ谷の室内練習場で行われた。ドラフト2位の198センチ左腕・藤田琉生投手(18)=東海大相模高=は入寮時の予告通り、先頭に立って練習メニューに取り組む姿勢を披露、積極性をアピールしている。練習終了後の一問一答は以下の通り。
―新人合同自主トレ2日目。体の状態は
「きのう、上半身のウエートをやって、運動不足なのか分からないですけど、筋肉痛ではあります」
―投げることに支障は
「そういうところに支障はないんですけど、ちょっと張っている感があります」
―プロの練習をやってみて、どう感じるか
「高校と違って、一つ一つの動作に細かさがあることが一番の違いかなと思います」
―寮の雰囲気は
「まだ慣れていない部分はあるんですけど、しっかりコミュニケーションを取っていけば、長い日にちがかかるかもしれませんが、どんどん慣れていくんじゃないかなと思います」
―よく話す選手は
「浅利選手です」
―浅利とキャッチボールもしている。大学生の球を受けた感想は
「やっぱり大学生なので、出力も高校生と違いますし、一番は体のデカさと強さが違うかなと感じました」
―ランニングやノックを先頭に立ってやっていた。意識しているか
「ずっと中学校、高校と前に出てやってきているので、そこはプロでも変わらずやっていきたいという思いが強かったので、いつも通りやらせてもらっています」
―ほかの投手に負けない強みは
「この198センチという身長を生かした角度のある真っすぐというのは、自分にしかない武器だと思っている。それを生かせるようなピッチングをしていきたいです」
―今季の目標は
「けがなく1年、とにかく付いていくことを目標に。自分のストロングポイントはこの身長なので、それを大いに生かせるようなダイナミックなピッチングをしていきたいです」
―筋肉痛は今までと違うか
「いや、まあいつも通りの筋肉痛という感じです」
―ウエートのフォームは直されたか
「いや、高校で結構、ウエートのフォームは、東海大相模の監督さんがそういうのが好きで好きで仕方ない人なので、そういうのは細かくやってくれていたので。多少、指摘はありましたけど、あまりないかなと感じました」
―寮ではどう過ごしているか
「とにかくやることがないので、寝ていたりとか、先輩の部屋に行ってちょっと話をしたりしています」
―柴田はサウナに入っていると
「自分はサウナがあまり好きではなくて、長風呂も好きじゃないので、なかなか時間がつぶせることが見つかっていない状況です」
―好きなことは
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「体を動かすことなんですけど、今は新人は自主練が制限されていてできない状況なので、今のところは寝ることしかできないので、寝ることが一番の楽しみです」
―練習ができず、悶々(もんもん)とするか
「自分は正直、もっと自主練の時間が欲しいですけど、最初なのでけがをしないことを目的にやってくれているので、そこの意味を考えた結果、まだまだシーズンがあるので、その時にやっていければなと思います」
―入寮時に持参した大きなぬいぐるみはどこに置いたか
「玄関に入ってすぐ見えるところに置きました」
―みんな(贈ってくれた仲間)の思いがすぐ分かる場所に
「はい、そうです」
―反響はあったか
「特にないです」
―結局、クマだったのか
「いや、分からないです」
―同い年の選手より、(大卒の)浅利と話すか
「そうですね。同級生と何を話したら良いか分からない感じで、結構、先輩と。自分は結構、昔から、中学校も高校も先輩と絡むことが多くて、それは変わらずやっていこうかなと。先輩とやった方が気が合うことが多かったので。全然、同級生とも話しますけど、結構、先輩と話すことが多いです」
―浅利の部屋に行くことも
「いや、逆ですね。来ますね、浅利さんが」
―どういう話か
「野球とか、自分は大学に行っていないので、大学の楽しさとか、大学のことは話しますね。誰がすごかったとかは話しますね」
―新鮮か
「そうですね。自分の知らない世界を知っている方なので。その分、自分も新しい発見というか聞いたことがないことがあるので楽しさがあります」
―勉強になる
「勉強というか、雑談がてらにという形で」
―大学への憧れがあるか
「高卒と大卒で4年間の違いがあるので、人と関わる時間も知識の量も違うと思うので、その中で自分は高卒でプロに行きたいという思いがあったんですけど、大学に行くメリットも今になって発見したなというのはあります」
―先輩から話を聞いて
「そうですね。いろいろな人の話を聞きながら、ほかにも山縣さんや山城さんという方がいるので、その方達とお話した時に、今になって後悔ではないんですけど、大学4年間もありだなというのは考えました」
―暇な時間でほかの選手の動画を見たりは
「自分は動画は見ないです」
―決めていることなのか
「ずっと中学校から決めていることで、自分がやりたいようにやるというのが自分のピッチングのモットーというか、それをやってきている。他の人のまねをすれば良いこともあると思うんですけど、自分はそう思わずに、自分のやってきたことを信じてやれば、絶対に良くなると思っていたので、そうやってずっとやってきました」
―フォームも自分で考えて
「そうですね。自分で考えてやってきました」
―2段モーションや足を大きく上げることも
「そうですね。日を追うごとに試して試して、試行錯誤の繰り返しでやってきました」
―誰かのまねをして、うまくいかなかったことがあったか
「正直、中学校の頃は結構、YouTubeとか見てしまって、まねすることが多くて。日に日にフォームを変えてしまうことが多くて、そうすると、けがのリスクも増えると思いますし。そうやって考えると、高校で活躍するためにけがしないことが目標だったので、けがをなくすためにも自分で考えて自分の思う通りにやろうという思いに変えました」
―1月にやりたいことは
「高校と変わらずに自分が前に立って、自分のいいところをアピールしつつも、克服する部分とか、課題の部分が多いと思うので、そこをしっかりまず2月までに少しでも良くなっていけるようにしていきたいです」