■新人合同自主トレ（１月９日、鎌ケ谷）

　ドラフト５位の山縣秀内野手（２２）＝早大＝が２日目の練習を終え、取材に応じた。一問一答は以下の通り。

―体の状態は
「今までしっかり準備できていたかなという感じで、よく動けているのでそこは安心しています」

―大学との違いは
「今はあまり強度を上げていない練習なので、大学に比べたら強度は落ちますけど、短い練習の中でも全集中してしっかりやっていたりとか、短い時間でもしっかり体には刺激が入るような練習になっているので、そこらへんはプロってすごいなと思いました」

―（投打で期待される）柴田もいるが、新人で野手は１人
「大学時代から続けていることがしっかり自分の中ではできている気がする。今、動画を撮ってもらったりはしていないんですけど、これから自主練習ができる機会があれば、自分でしっかり確認できるようにしたいです」

―（早大の）小宮山監督から贈られたグラブは
「今、自主練を一応、禁止されているので、その時があれば使わせていただければいいと思います」

―仲良くなった選手は
「山城と浅利は２人とも六大学ですし、ずっと戦ってきた。それがチームメートになって同級生ということもあって、自分だけ部屋が５階でほかは４階なんですけど、山城とか浅利の部屋に行ってずっと話しています」

―心強い
「もちろん心強いなと思いますし、自分がピッチャーを助けられるような守備を、これからやっていかないといけないと思う。そういうところを意識していないわけじゃない。そうやって仲間になっていくんだなと思いますね」

―アピールしたいところ
「自分の持ち味である守備力を前面に出して、楽しんで野球をやっていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします」

―山城、浅利とはどういう話を
「テレビで話せる話はあまりしていないというか（笑）。本当にたわいもない会話をずっとしているんですけど、今まで対戦したピッチャーで誰が良かったとか、六大学で誰が良かったとか、そういう話をしていますね」

―エスコンでプレーしたい思いは
「もちろんファイターズに入ったからにはエスコンで活躍したいと思っていますし、また夢のような球場でこれからプレーできることを楽しみにしていますので、これからもっと練習して精進していけたらいいです」

―寮での生活は慣れたか
「そうですね。大学も寮生活だったので、もともと苦にしていないです。少しずつ慣れています」

―食事面は
「いつもより多く食べちゃって。体重が増えてきているので、そこを抑えながら。思ったより、おいしかったです」

―何がおいしかった
「自分はお米がすごい好きで。お米をいつも山城と一緒におかわりして、２杯くらい食べちゃって。これからセーブしていきます」

―六大学の中でいいピッチャーの話では、誰を挙げたか
「自分は一応、あの２人を立てて、おまえらえぐいぞって言っているんですけど。でも浅利に対しての自分の通算打率がめちゃくちゃ高くて、浅利から打ちまくっているので言えない感じ（笑）。本人も、『おまえにはめっちゃ打たれているから』って感じなので。でも、球自体すごい強くて、２人ともこれからすごい楽しみというか、自分が上からみたいになっているんですけど、あの２人は本当にすごいピッチャーだと思います」

―２人の意外な一面は

「浅利の第一印象はふてこい（ふてぶてしい）感じかなと思ったんですけど、すごい優しくて男らしい。山城は見た通りのおちゃらけキャラです。自分もどちらかといえば、そっちなので、山城とは合いますね」

―卒論は
「寮に入る前に自分のところは終わらせて、一応、預けては来たんですけど、たぶん先生からはフィードバックというか手直しが来ると思うので、それは時間がある時に進めようかなと思います」

―テーマは
「企業の投資リスクなんですけど…。特にＲＥ１００という再生可能エネルギーの団体とかに入っている会社だったり、ファイナンスイニシアティブという、金融をこれからもっと持続可能にしていくための団体があって、その団体に入る企業の投資リスクだったり、そういうのを今はまとめている段階です」

―難しい
「そうですね」

―山縣から見た今年の投資リスクは
「自分は、書くパートはＲＥ１００とファイナンスイニシアティブについて調べるところが多くて、リスクまで出したんですけど、自分がリスクをどうこうするところにはたどり着いていなくて。他の人がやってくれています。グループ４人でやっているので。自分的にはリスクの方が大きいと思う。持続可能とか再生可能エネルギーって、あんまりまだ日本で普及していない。エネルギーの供給が途絶えたりとか、そういうリスクがあるので、自分はそこはコストもかかるので、そういうところがまだいかなくていいのかなと思います」

―ゼミで
「そうです。ゼミの中の４人で」

―そういうのが好き
「いやまあ、好きか嫌いかで言えば、好きじゃないですけど。自分は卒業するためにやっているので」

―苦労した
「苦労は…していないですね。基本、何も感じない人なので、結構、鈍感力が（ある）。なるようになるかなと思っています」

―淡々と
「はい」

―大変だなと思わないか
「ストレスではありますね。野球をやりたいので。どうしても野球をやりたくて、卒論だったり課題だったりに時間を取られるのが苦手なのでさっさと終わらせて。そういう感じです」

―夏休みの宿題は早く終わらせるタイプか
「そうですね。７月中に終わらせようと思っていました。８月を全部、野球に充てられるように意識していました」

―野球に関して投資するものは
「ケアグッズだったり、水分を意識して取ることだったりですね。運動量に水分量が付いていかない人なので。意識して取れるように、水とかを多めに買って飲めるように」

―オススメの水
「新潟の…あっ北海道…(笑）。自分、新潟で生まれたので、新潟の津南の天然水とかおいしいです」

―だから米が好き
「はい。そうです。新潟生まれなので」

―ケアグッズはどんな
「ファイターズの球団のものもあるんですけど、自分で持ってきたのは電動のローラー。筒状のものが震えて、筋肉をほぐしてくれる。あとはテニスボールとゴルフボールも持ってきました。当てる感じで」

―投資を惜しまない
「毎朝と練習後は欠かさずやるようにしています」

―自主トレでやりたいこと
「まずは環境に慣れて、キャンプの時に差されないようにしっかり準備を怠らずに」

―守備は捕球と送球、どちらが得意か
「自分は送球の正確性とか、どういう体勢で取った時もファーストに届けられる、そういうところを武器にしてやってきました。そこはぶらさずに、これからも継続してさらにレベルアップしていけたらいいです」

―水はどれくらい買うか
「１回に５００ミリリットルを２４本。１箱買って、アマゾンで届けてもらって。できる限りいっぱい飲んでます」

―１日何リットルぐらいか
「特に決めていないですけど、成人男性で１日２リットルと言われるじゃないですか。それ以上は飲みたいので、３リットルくらい飲めたら良いなと思います」

―１箱いくらか
「今までは親が買ってくれていた。帰って確認します」

―電動ローラーは
「１万円しないくらいですね。８０００円くらいです。意識しているとかじゃないですけど、宗山が同じのを持っていてびっくりしました。YouTubeで見つけて、『おっ、一緒の使っている』と思って」