札幌GK阿波加俊太が引退 スクールコーチ就任へ
札幌のアカデミー出身GKで初めてJ1出場
北海道コンサドーレ札幌は10日、昨シーズン限りで契約満了となったGK阿波加俊太(29)が現役を引退し、一般社団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブに所属することを発表した。
岩見沢出身の阿波加はユース時代から札幌下部組織に所属。2013年にトップ昇格し、J3クラブやJFL移籍など長い下積みを経て、プロ12年目となった24年3月10日の浦和戦で、札幌のアカデミー出身GKとして初めてJ1出場を果たした。阿波加のJ1リーグ戦出場はこの試合を含めて通算2試合。
■クラブを通じて発表した阿波加のコメント
2024シーズンをもって引退することを決断しました。
年齢的にまだできる可能性もあるとは思いますが、正直、自分の気持ちの限界を感じたからです。今シーズン5月頃にオーバートレーニング症候群と診断され、僕の場合は異常な疲労感が出てしまい長く練習を休みました。現在は回復して問題はありませんが、休んでいる間や少し良くなってきた期間でこれから自分がどうしていくのが良いか考えて、この決断をいたしました。
サッカー選手としてたくさんの良い結果を残す事はあまり出来ませんでしたが、チームのゴールを守る責任感を常に持って毎日必死に、そして真面目にトレーニングをしてこられたと思います。
これまで12年間で5チームに在籍させていただきました。
SC相模原、HondaFC、愛媛FC、アトレチコ鈴鹿、本当に長い間お世話になってきた北海道コンサドーレ札幌、どのチームにいても多くのサポーターのみなさんに温かいご声援を頂きました。それがなければここまで続けては来られなかったと思います。そして今まで出会ったチームメイト、監督、コーチ、スタッフの方達のおかげで、素晴らしい経験をさせていただきました。関わってくださった全ての方に感謝しています。本当にありがとうございました。
そして引退後は北海道コンサドーレ札幌のスクールコーチに就任させていただく事になりました。指導者として、自分も一緒に成長させていただきながら、サッカーの楽しさ・面白さを伝えられるように頑張っていきたいと思います。
サッカー選手としてはここで終わりますが、指導者としての阿波加俊太をこれからもよろしくお願いいたします。