コンサドーレ
中村桐耶 進化する攻撃的スタイル「決定的な仕事を任される。すごくやりがいを感じます」
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■1月10日、沖縄・金武町陸上競技場
北海道コンサドーレ札幌の沖縄1次キャンプは10日、雨天の下で3日目を迎えた。DF中村桐耶(24)は午前、午後の2部練習でフルメニューを消化。積極的な攻撃参加が持ち味の背番号4は、さらなる進化を遂げてクラブをけん引するつもりだ。
決意がにじむ先頭走る姿
今季に懸ける思いを表すかのように、ウオーミングアップでは先頭を走る姿が目立つ。切り開いた新境地での躍動を目指して、沖縄の地での奮闘が続く。
「スタッフから『コンディション調整をメーンに』という話をされている。100%を出し切らなくても、少しずつ状態を上げていける練習メニューが組まれている。張りや違和感を抱くことなく順調にやれています」
左ウイングバック起用に手応え
キャンプ序盤の現在は、左ウイングバック(WB)のポジションを担う機会が多い。登録はDFだがオフェンス能力に定評があり、その左足から決定機を生み出すことができる。広島へ移籍した菅の抜けた穴を埋められる存在として、周囲から寄せられる期待は高い。
「去年も途中からWBで出ることが増えて、慣れているポジションなので問題ありません。1列前になるので連動してゴール前に入る場面や、前線で入れ替わる機会が多くなる。流動的なところは味方を見ながら判断したい。決定的な仕事を任されるポジション。すごくやりがいを感じます」