ファイターズ
2025/01/10 21:00

堀瑞輝 宮西自主トレに悲鳴も「40歳になる人に負けていられない」 今季の目標はインドア派脱却!?

先輩・宮西(左)らとの合同自主トレを公開した堀=撮影・近藤裕介

雪が舞う寒空の下で過酷メニュー

 日本ハムの堀瑞輝投手(26)が10日、 兵庫・関西学院大でチームの先輩・宮西尚生投手(39)らとの合同自主トレを公開し、過酷なメニューに悲鳴を上げた。ときおり雪が舞う寒空の下、約1時間の坂道ウオーキングに始まり、50メートルダッシュ20本、ポール間走、約5キロのランニング、ブルペン投球などをこなし、何度も顔をゆがめた。

走るのは一番嫌いだけど

 〝チーム宮西〟には今回で6度目の参加だが、「毎年のようにしんどいです。常に寝ても回復しきっていない状態です」と、厳しさに慣れることはない。もともと走り込みは不得意で「本当に嫌いです」と本音をこぼす。それでも「自分の中では走ることが一番嫌い。でもここに来ると、やらざるを得ない状況になって、キャンプにしっかりした状態で入っていける。すごくいいなと思っています」と、あえて逃げられない環境に自らを追い込んでいる。

宮西(右)とダッシュを繰り返す堀

 

まだ盗めるところがある

 高卒ドラ1で入団し、今季でプロ9年目。酸いも甘いも知り、「(宮西から)技術面で言われることは少なくなった」と、成長を感じている。しかし、師匠からの卒業はまだ考えていない。「まだ見て盗めるところがあるなと。その思いで(自主トレを)お願いしています」。前人未踏の400ホールドを達成したレジェンド左腕を間近で研究できる環境を、存分に生かすつもりだ。

「もう一つの武器を」

 昨年、宮西は改良したチェンジアップを武器に、19ホールドをマークするなど1軍の戦力として躍動した。鉄腕の進化は、後輩左腕の胸を打った。「しかも、あれだけ真っすぐとスライダーにこだわっていた人が、チェンジアップを取り入れてあそこまでいけるんだったら、自分も何か、もう一つの武器を、という考えには至りました」と大きな刺激を受け、新たにフォークを球種のレパートリーに加えようと練習中だ。

行きたい場所がないから引きこもる ハマる何か目的を…

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