【一問一答】ドラ1柴田獅子 鳥谷氏に学んだ時間の活用法 新人研修会で社会人の自覚
1軍で活躍すればいつかは殿堂入りも
日本ハムドラフト1位ルーキーの柴田獅子投手(18)=福岡大大濠高=が10日、都内で行われたNPB新人研修会に出席し、レジェンドの金言を吸収した。アンチドーピングやSNSの危険性などを学んだほか、講師を務めた鳥谷敬氏(43)の教えを胸に刻み、今後に生かしていく構えだ。取材に応じた一問一答は以下の通り。
―長丁場の研修を終えて
「長い時間だったんですけど、一つ一つの講義がためになる講義だったなと思います」
―鳥谷さんの講義で印象に残ったことは
「今までプロで活躍した選手は基本的に同じことを言っているというか。プロ野球の厳しさ、世界観を味わっているので。まだ自分たちは味わえていないので、これから。打てなかったり、いい数字を残せないような状況を全然経験していない。それを味わったときにどう立ち直って、どうそこからいい結果を残せるか。それを鳥谷さんとか、ほかのプロ野球選手の方々は分かっているので。そういう方々の話を聞きながら、自分にアレンジして当てはめて。それによって自分なりの解決策になると思うので。今後、経験で生かしていけたらなと思います」
―鳥谷さんからスランプ時のマインドについての話も
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「ありました。調子が悪いときとかは、立ち直り方とかも個人差があって別々なので。それを参考にして自分なりに当てはめていこうかなと思っています」
―野球殿堂博物館も見学。感じるものがあったか
「有名な選手しかいないので、自分もそういう選手になれば、いつかは(名前が)載る日が来るのかなと」
―新人研修の経験を生かして自主トレにつなげたいことは
「鳥谷さんが言っていたんですけど、時間の使い方。24時間、全員が平等に与えられているので。その時間の生かし方として、自分なりの工夫で自分なりの練習を見つけていけたらなと思います」
―大谷の展示物も見学。どれが印象的だったか
「最近、ファイターズのユニホームを見ていなかったので。昔の(デザインの)ユニホームを見たときは新鮮でした」
―いずれ活躍して背番号11番に、という希望は
「付けたいなという思いはあるので。まずは1軍で出て活躍して。あの展示に載れるような選手になってからだと思います」
―さまざまな社会的な講義でためになったことは
「普通の人とは違う人生の歩み方になるので、正しい生活というか、周りから見られていることを自覚しながら、これから過ごしたい。私生活をきちっとしていたらそれでいいので。あとは野球に支障がないように、けがをせずに」
―SNSのリスクについての講義もあったと思うが
「利用はしますけど、(情報を)出さないタイプなので。あまり心配はしていないです」