ファイターズ
2025/01/11 17:10

【一問一答】伊藤大海 自主トレ公開でエースの自覚 打倒ソフトバンクへ「かじを取っていきたい」

自主トレを公開した伊藤が大吉のおみくじを手に笑顔を見せる=撮影・松本奈央

本拠地のエスコンで土台作り

 昨季、最多勝、最高勝率の2冠に輝いた日本ハムの伊藤大海投手(27)が11日、エスコンフィールド北海道で自主トレを公開し、キャッチボールなどで汗を流した。新しい変化球「キックチェンジ」の習得を目指すなど、このオフも精力的。先発が内定している本拠地開幕の「4・1ソフトバンク戦」に向けて、打倒ライバルの意思を示した。初詣や釣りの話題にも触れた一問一答は以下の通り。

―2年続けてエスコンで自主トレ。どんなテーマで取り組んでいるか
「いつも通りというか、変わったことはないですけど、けがなくしっかり今シーズンを戦い抜けるように、そんな準備をしていこうと。とにかく慎重にはやっています」

―キャッチボールで握りを1球1球、確認していた
「そこから始まっていくと思うので。まだまだ指も硬くなってきてはいないので、硬くなってくるまで距離も控えながらいい形で進めていけたら。そこもかなり慎重に気を使いながらやっています」

―いろいろな変化球を投げていた
「きょうは(ブルペン捕手の)かじ(梶原)さんが来られたので、いろいろと試しながら見てもらいながらと思ったので」

―新しい球種も
「いろいろと試してはいますけど、チェンジアップ系ですね」

―これから精度を上げていくのか
「まあ、そうですね。使えるようにはしていきたいと思っています」

―あらためてエスコンで自主トレをする理由は
「ここで全てできちゃうということ。去年から始めましたが、その前年(2023年)に勝てなかったというのが、一番の理由でしたが、24年シーズンはたくさんいい思いもしましたし、ここから始まっていくんだという気持ちの面も含めて。意外とこの寒い感じも気に入っています」

―今、取り組んでいることは
「課題として柔軟性だったり、パワーというところの強化ももちろんですが、体を自分が理解して、使いこなせるというところに着目してやってきている。より再現性を高めるためにも自分の体としっかり向き合うというところはメインテーマかなと思います」

―年末年始はどう過ごしたか
「朝6時に起きて、準備ができ次第、釣りに出かけるという。(12月)28日に帰って、そこから1月6日まで全部、釣りをしました」

―釣果は
「この4年間で一番いい。天気も良かったんで。アイナメがメインです」

―何センチぐらいのアイナメを釣ったか
「最終日に57センチというのがありました」

―釣果を含めていい年になりそう
「釣り仲間に連絡したら、今年の運を使い果たしたな、と言われました(笑)」

―初詣は行ったか
「はい。小吉小吉小吉大吉。4回引きました」

―大吉が出るまで
「大吉が出るまで引きました」

―毎年恒例のスタイル
「そうですね。大吉が出るまではとりあえず引くし。吉まで、読みもしないで結んじゃうという。ルーティーン」

―何が書いていたのか
「大吉ですね。大吉は結構、いいことが書かれていたので、これだなと思いながら。それを財布に入れて今年のお守りがわりにしようと」

―去年よりも大吉が出るのは早かったか
「去年は確か1発だったような気もするんすけど。去年はあまり引いた記憶がないです」

―ホーム開幕戦の先発を告げられている。そこで投げるイメージは、徐々に鮮明になってきているか
「シーズンに入ってどうというイメージはそこまでなくて。昨シーズンのこの期間もそんな感じだったんですけど、徐々に徐々に、気持ちも高まっていくという部分はあった。ちょっとスローペース気味ではあるんですけど、それに対しての不安もないですし、自分のステップをしっかり踏んでいく」

―昨シーズンは最多勝と最高勝率の2冠。今シーズンの目標は
「まだまだ課題だらけだと思いますし、自分自身が一番期待できるように、そんなシーズンにしたいと思っている。この1月、特に土台作りの時期を大事にして、去年は取れなかったタイトル、そこを目指して頑張りたい」

―具体的には防御率や奪三振も
「去年、表彰がなかったタイトルが欲しい」

―寒い中でもキャッチボールは半袖。こだわりがあるか

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