コンサドーレ
西野奨太 期限付き移籍で急成長「大樹さんの目指すサッカーに、自分もフィットできる」
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■1月13日、沖縄・金武町陸上競技場
北海道コンサドーレ札幌の沖縄1次キャンプは13日、第2クール2日目を迎えた。J3讃岐への育成型期限付き移籍から復帰したDF西野奨太(20)は、午前中に行われた紅白戦にセンターバック(CB)で出場。体を張ったディフェンスで首脳陣へ猛アピールした。
紅白戦3セットのゲームでCB中央、左、右
3セットのゲームではCBの中央、左、右と複数ポジションを務め、動きと役割を確認した。新体制となった今季、競争は横一線からのスタートだ。実績も年齢も関係ない。突き上げる若い存在が、9年ぶりにJ2を戦うクラブに揚力を発生させる。
「いろいろなポジションをできるのが自分の強み。ここぞっていうときにはバチンと、このポジションというのが必要になるので、そこはもう1個レベルを上げていかないと。チーム状況次第で後ろは全部勝負できるぞ、と示していきたい」
J3讃岐でリーグ戦13試合に出場
半年間の貴重な経験が、成長の原動力になった。昨夏に移籍した讃岐では、リーグ戦13試合に出場。コンスタントにプレー時間を確保したことで実戦感覚が磨かれた。
ゲーム内での判断力に加えて、フィジカル面もプロ仕様へと進化を遂げた。「試合に出る選手には1週間の習慣があって、最後に試合がある。自分はずっと練習、練習で試合に出てなかったので、そのサイクルを回せてなかった。試合で掛かる負荷やケアの方法を学べたことが大きな収穫」。クラブを離れることで得た経験を、新シーズンに生かしてみせる。